(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

【競馬理論】走破タイムを左右するもの

先週の関屋記念で久々の当たり。
でも配当が安かったのであまり儲からなかったのですが。。。

それよりいまさらですが、三浦皇成はすごい騎手ですね。
度胸と腕力は2年目にして一流で、騎乗技術も2年目と思えない巧さ。
ここまでトップジョッキーが騎乗して勝てなかった乗り難しいスマイルジャックを、初騎乗で勝つんだから大したものです。

さて、それはさておき、競馬理論について。
前回は、能力を端的に表わすのは、「レースでの走破タイム」であると書きました。
では、日本で芝2000mのレコードホルダーはツジノワンダーで、走破タイムは1分56秒4ですが、この馬が日本競馬史上、最強の中距離馬なのでしょうか。

答えはもちろん”No”です。
ではそれは何故でしょうか。

純粋な、実際の走破タイムは、いくつかの要素に左右されます。
その要素は多種多様である意味無限に要素がありますが、大きな要因は以下の3つと思われます。
①当日の馬場状態
②レースのペース(ハイペースか、スローペースか)、展開
③競馬場ごとの形状による影響

その他には、レース当日の馬の健康状態、騎手の騎乗の巧拙、突発的な不利、馬の距離・コース、馬場状態への適性、その馬の脚質・・・など色々な要素が考えられます。

全ては1日では書き切れないので、今回は”①当日の馬場状態”について解説します。

これは言うまでもないことですが、芝のレースでは当日良馬場で、晴れの日が続いた方が馬場が乾燥し、また芝生も荒れていないので、速いタイムが出ます。一方雨が続き、当日の馬場状態が重馬場~不良馬場になると、ぬかるみに脚を取られ、あるいは濡れた芝生にすべり、タイムは遅くなります。

また、一般的に開催開幕週(その競馬場でレースをしばらく行っておらず、馬場状態が理想的に良い場合)は速いタイムが出がちで、逆に次の週から別の競馬場にて開催される、その競馬場の開催最終週は。内側の馬場が荒れるため、各馬外を回るしかなく、実質的に走破すべき距離が僅かに長くなるため、走破タイムは遅くなります。
これらの影響を受けた走破タイムは必ずしもその馬の実力は反映されません。
そこで、その馬が走った競馬場、その週の平均的なタイムを基準に、その馬の走破タイムにどれほどの価値があるのか、判断しなければなりません。

一般的に基準とされているのは、500万下、1000万下のレースでの勝ちタイムです。
これを参考にして、その日にその馬は、どの程度のパフォーマンスで走ったのか、を算出することが可能になります。
但し「軽い、速いタイムが出やすい馬場状態が得意な馬」と「どちらかというと少し時計のかかる馬場の方が良い馬」といますので、補正後の走破タイムが早いからといって、過信はいけません。

次回は上記、「②レースのペース(ハイペースか、スローペースか)、展開」について書いていきます。