(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

オークス2020(GⅠ)プレビュー(前半9頭)

オークスの枠順が発表されました。

最終的な予想は馬場状態、オッズなどを確認してからになりますが、各馬についての現時点での所感を備忘として書いていきたいと思います。

なお、自作の予想ソフト算出の予想走破タイムも書いていきます。表には出していませんでしたが、いつも予想の際はこれを目安にしています(あくまでも目安です)。

なお予想走破タイムは平均ペース、馬場は先週の馬場と同様であると仮定しています。

 

1枠1番 デゼル 予想走破タイム 2分24秒3

新馬スイートピーSと2連勝。前走スイートピーSはスローペースの中後方の位置取りから上がり32.5秒の驚異的な末脚で差し切っており、末脚の威力は重賞級。レーン騎手が続けて乗れるのも好材料。ただし今の東京コースは馬場内側、先行有利で後方からの追い込みが届くかどうか。また馬体もまだ非常に幼い感じで、桜花賞上位組などに比べると見劣りする。前走も末脚は見事ながら勝ちタイムは馬場を考えるとここに入ると平凡。中2週でのレースもあってか調教後の馬体重も前走よりマイナスで、前走からの上積みは厳しいか。最内から進路がぽっかり空いて最短経路を通れるような理想的な競馬ができればチャンスがあるか。

 

1枠2番 クラヴァシュドール 予想走破タイム 2分23秒3

阪神JFで2着にハナ差の3着、チューリップ賞では勝ち馬にハナ差の2着、桜花賞でも4着と勝ちきれないものの堅実な馬。前走は3コーナー付近で前が狭くなったところで後退してしまい、3馬身ほどのロスがあった。これがなければ勝つまではどうかも、2着争いには加われていた可能性が高い。折り合いがつくのである程度前に行っても脚を貯められるのは好材料。この枠は吉と出そう。ハーツクライ産駒らしく胴長の馬体で、距離延長も良さそう。東京コースでもサウジアラビアRCでサリオスに並びかけるところまで行くなど能力を見せており、コースも問題なし。決め手には欠けるものの、ここは好走が期待できる。

 

2枠3番 アブレイズ 予想走破タイム 2分25秒0

新馬フラワーCとこの馬も2連勝。フラワーCでは人気薄ながら穴をあけた。速めのペースを2番手から押し切ったのは評価できる。但し勝ちタイムは馬場を考慮しても特筆すべきものではなく、相手関係も微妙ではあった。父キズナ×母父ジャンクルポケットのダービー配合らしく胴長で、2000mを勝っているように距離延長は問題なさそう。今の東京の馬場で先行できるのも魅力。実績からは評価は上げられないが、未知の魅力はあり、ここが試金石と言える。

 

2枠4番 デアリングタクト 予想走破タイム 2分23秒2

3連勝で桜花賞制覇。2走目のエルフィンSも好タイムで内容も良く、前走も強い勝ちっぷり。ここは当然人気が予想される。但し前走のハイペースの中でも引っかかっていたように、父エピファネイア譲りの気性の難しさがあり、体系的にもマイラー寄り、ピッチ走法なので距離延長はあまり歓迎ではないと思う。引っかかる気性なのでスタートから押して好位置を取りに行くこともしにくく、今の前有利の東京の馬場もどうか。加えて調教後の馬体重が前走比マイナスなのも長距離輸送を前に心配。能力の高さは間違いないが、断然の存在ではないと思う。

 

3枠5番 ホウオウピースフル 予想走破タイム 2分25秒0

2歳時から2000mの百日草特別を勝ち、前走も2着。特に前走は直線なかなか前があかず追い出しを待たされてのものなので、まともなら勝っていた可能性もある。但し前走の相手関係はやや微妙で、ここに入って通用するかどうかは微妙。ほとんどの馬が距離延長となるオークスはデータ上乗り替わり騎手の成績が悪く、レーン騎手が続けて乗れなかったのも痛いと思う。チャンスがないわけではないものの、上位評価はしにくい。

 

3枠6番 リアアメリア 予想走破タイム 2分24秒9

2歳時に新馬・重賞を連勝し、阪神JFでは断然人気に押されたものの6着。前走の桜花賞も馬場に泣かされたとはいえ10着。折り合いが難しそうな馬なので距離延長もマイナスだと思う。素質はあると思うが、ここでは狙いづらい。

 

4枠7番 ウインマイティー 予想走破タイム 2分24秒5

未勝利勝ちに手間取ったものの、ここ2走は1勝クラス、忘れな草賞を連勝と勢いがある。前走出世レースを快勝しており、それなりに期待はできる。但し相手関係はやや微妙だった。マイル戦ではあるもののエルフィンSではデアリングタクトに大きく離されており、ここに入ると力量的に足りない可能性は高い。距離延長は血統・馬体から問題なさそうで、前にも行けるので後は力が通用するかどうか。

 

4枠8番 スマイルカナ 予想走破タイム 2分23秒3

逃げたフェアリーSでは快勝、前走桜花賞も馬場を考えるとかなりのハイペースで飛ばしながら3着に粘ったのは高く評価できる。逃げれば折り合いも付き、とにかくそう簡単には止まらない。体形的には距離はこなせそうなものの、実戦に行って2400mで折り合えるかどうかは何とも言えない。今週の調教は折り合い重点で終いを伸ばす運びでうまく遅いペースでも折り合ったので、こなせる可能性はある。今の府中の馬場はこの馬に味方しそうなので、アッと言わせるシーンもありうる。

 

5枠9番 インターミッション 予想走破タイム 2分25秒3

アネモネS勝ちで桜花賞出走権を確保したものの、桜花賞は全く歯が立たず14着。アネモネSで負かしたフィオリキアリが桜花賞7着なので、この馬は馬場に泣かされた可能性はあるものの、そもそもアネモネSの勝ち時計も平凡で、ここで好勝負する要素は見当たらない。

 

明日は後半の9頭について記載していきます。