昨日に引き続きオークス出走馬の寸評を書いていきます。
今日は後半の9頭です。
5枠10番 ミヤマザクラ 予想走破タイム 2分24秒0
未勝利勝ちが2000mで2歳コースレコード勝ち、京都2歳Sでも2着したように2000mに実績があるのは好材料。東京コースでもクイーンCを勝っており、コースも問題なし。桜花賞は馬場が悪かったことと、直線他馬とぶつかるなど今一つうまくさばけない感じもあり、伸びを欠いた。スムーズならもう少し前に来られたのではないか。兄弟馬にはステイヤータイプの馬も多く、距離延長は歓迎。若干決め手に欠くイメージはあるものの、前にも行けると考えられ、流れ次第ではチャンスはありそう。
6枠11番 リリーピュアハート 予想走破タイム 2分24秒3
東京の2400mを好タイムで快勝しているのは大きなプラス材料。前走も勝ち馬が内側を通ったのに対し、この馬は外を回ったこと、またきれいな走法の馬なので道悪も響いたと考えられる。但しそれを差し引いてもいきなり一線級のここで通用するかは未知数。条件は良さそうだが、後は地力が通用するかどうか。穴で一考。
6枠12番 マジックキャッスル 予想走破タイム 2分24秒2
2歳時からマルターズディオサ、レシステンシアと好勝負し、クイーンCでもミヤマザクラに後方から鋭い末脚で迫ったように実力はここでも十分足りそう。前走は末脚切れるこの馬には厳しい馬場だったと思う。折り合いは付きそうで血統背景からは距離はこなしそうにも見えるが、ピッチ走法で切れる感じの馬なので距離延長は微妙な感じ。デビューに1200m、3戦目に1400mを使われたのも陣営が短距離馬と判断したからではないだろうか。後方から競馬を進めるのもやや懸念材料。実力はあるものの取捨が難しい。
7枠13番 ウーマンズハート 予想走破タイム 2分24秒6
新馬戦、新潟2歳Sの切れ味を見たときにはGⅠで好勝負は必至と思われたが、その後伸び悩んでいる。新潟の2歳戦時同様軽い馬場の左回りに変わるのは好材料。レースを重ねるごとに内容は悪くなっており、ハーツクライ産駒ながら母系の血統はやや短距離寄りでここで一変となるとどうか。
7枠14番 フィオリキアリ 予想走破タイム 2分25秒2
桜花賞7着ながら後方からバテた馬を拾った印象で内容は評価しづらい。他に実績からは見るべきところもなく、後方から競馬を進めることが想定され、馬場を考慮すると今回も苦しい戦いが見込まれる。
7枠15番 チェーンオブラブ 予想走破タイム 2分25秒0
フェアリーS2着と後方から鋭い脚を見せたものの、チューリップ賞、桜花賞では全く通用しておらずここも厳しいのではないか。
8枠16番 ウインマリリン 予想走破タイム 2分24秒1
2000mで3勝しており、距離延長は問題なさそう。前走フローラSはうまく内で脚を貯め、ロスのない競馬で1着。実力的には上位を伺えそうながら、今回は内有利の馬場で外枠に振られてしまい、ロスを被りそうで前回と同じような競馬は難しそうなのがどうか。抑え程度の評価が精一杯なのではないか。
8枠17番 マルターズディオサ 予想走破タイム 2分24秒3
阪神JF2着、チューリップ賞勝ちと実績はここでは2番手と言える存在。先行して堅実に競馬ができる馬なので、実力はここに入っても上位。但し前走桜花賞で引っかかる感じがあり直線伸びを欠いたように、距離延長はあまりプラスではなさそう。また先行したい馬だけに内有利の馬場で外枠に振られてしまったことも痛いと思う。実績は認めつつ、今回に限ってはあまり高い評価は与えられない。
8枠18番 サンクテュエール 予想走破タイム 2分24秒5
シンザン記念勝ちから直行の前走はルメール騎手がうまく運んだように見えたものの伸びずバテずの6着。上位馬はそれぞれ厳しい条件を跳ね返して走っており、あれが現状のこの馬の力ではないかと思う。東京コースは経験済みで、折り合いがつくことから距離延長はこなしそう。内枠に入れば競馬のうまさを武器に一発の可能性もあったかもしれないが、こういう素直な競馬をする馬が外枠に振られたのは痛く、上位に評価はできない。
ということでソフトの予想走破タイム上位5頭は以下のようになりました。
デアリングタクト 予想走破タイム 2分23秒2
クラヴァシュドール 予想走破タイム 2分23秒3
スマイルカナ 予想走破タイム 2分23秒3
ミヤマザクラ 予想走破タイム 2分24秒0
ウインマリリン 予想走破タイム 2分24秒1
上位3頭の評価が抜けているので、この3頭から本命を出すことになると思います。
後は当日の馬場状態、オッズと相談です！
