２着にやや人気のないゲシュタルトが入りましたが、ほぼ順当と言って良い結果でした。
前半１０００ｍ通過が１分００秒５、後半１０００ｍが５９秒０というラップだけ見ればスローペースですが、ゴールから逆算して１２００ｍからラスト２００ｍまで１１秒台のラップがずっと続いたので、意外に底力を問われる流れになりました。
この流れで実力を発揮したのが断然人気のアーネストリー。
４番手～３番手で折り合いをつけて流れに乗っていました。
ほぼ持ったままで４コーナーで先頭に立ち、コロンバスサークルを交わすのにやや手間取ったものの、最後は１馬身半差をつけて快勝。
直線でややもたついた感じがありましたが、これは５９ｋｇの斤量の影響だと思います。
休み明け、５９ｋｇを背負って勝ち切ったのは実力の証。
天皇賞へ向けて好発進となりました。
２着に小生単穴指名、６番人気のゲシュタルト。
もう少し前へ行くのかなと思いましたが、意外に後ろからの追走でした。
この距離でもやや引っ掛かり気味ではありましたが、許容範囲でした。
直線は内を突いて、カリバーンを交わして２着。
カリバーンが勝ちに行った分２着を拾ったという感じの競馬でしたが、それでもまだ仕上げ途上の段階で、ＧⅠ馬に１馬身半まで迫れたというのは収穫だったのではないでしょうか。
ここまで走れたのは、やはり距離短縮が良かったのではないかと思います。
小生が思うには、この馬の適性距離は１８００ｍ～２２００ｍ、長くても２４００ｍが限界なのではないかと思います。
３着に２番人気のカリバーン。
メンバー的にここでは２着には入りたいところだったのではないかと思いますが・・・
４コーナーから仕掛け、勝ち馬をまともに負かしに行く競馬をしましたが、結果的に突き放され、最後は他馬にも交わされてしまいました。
４コーナーで外を回ったコースロスの分だけ３着になってしまった感じです。
また、ややふくれ気味のコーナリングに見えたので、やはり左回りにより適性があるのかなとも思います。
４着にコロンバスサークル。
２番手追走の積極策でした。
どちらかというと切れ味を活かした方がいい馬なのかなと思っていたのですが、そこは中山を知りつくした横山典騎手、新味を引きだして２着に粘ろうかという場面を演出しました。
５着に最後方から追い込んだマコトギャラクシー。
格上挑戦でしたが、バリバリのオープン馬相手に最速の上がり３Ｆの脚を見せての５着は立派です。
時効条件に戻れば確勝でしょう。
６着に３歳馬マイネルラクリマ。
バテているわけではないのでしょうが、伸びそうで伸びませんでした。
伸びなかったのは距離のせいなのか、右回りのせいなのか、現時点での力の差なのか・・・
このレースだけではまだ何とも言えません。
休み明けで体調一息だったのではないかと思います。
本来自分のペースに持ち込めばしぶとい馬なので、ローカルの荒れ馬場で見直したい馬です。
少頭数だったこともあり、現時点での力関係が概ね表れたレースだったのではないかと思います。
アーネストリーはまだまだ良くなってきそうな感じだったので、秋のＧⅠ戦線でも注目したいと思います。
