アルゼンチン共和国杯のレビュー（回顧です）。
もっと速いペースになるかと思いましたが、コスモラピュタが無理をせず控えたので、落ち着いたペースになりました。
勝ったのは小生の本命、トレイルブレイザー。
道中は６番手付近の外目、４コーナー手前で４番手に上がり、直線ではカワキタコマンドと併せて抜け出しました。
今の府中は外側の馬場がいいことから安藤騎手は外目に誘導。
自分からレースを作って勝ち切ったので、強い勝ち方だったと言えるでしょう。
オウケンブルースリとは３．５ｋｇの斤量差があったので、その分の勝ちとは言え、好内容での勝利でした。
ＧⅠ級ともなるとまだ厳しい感じはしますが、今後の成長次第でＧⅠ級の馬にｓだって行く可能性もあるでしょう。
それにしても、これまた池江厩舎の馬。
勢いが止まりませんね。
２着に後方から追い込んだオウケンブルースリ。
いつものこの馬のパターンで、道中は後方で、直線は一番外を回っての追い込みでした。
脚勢から勝ち切るくらいの勢いでしたが、さすがに最後は足が止まった感じで２着。
とはいえ勝ち馬とは３．５ｋｇの斤量差があったことが大きかったと思います。
内容的にはこのメンバーで一番強い競馬をしており、次のＪＣへ向けて好感触を得たのではないでしょうか。
ここ２走の内容からは完全復調がうかがえるので、ＪＣでも展開がはまるようなら一発あってもおかしくないでしょう。
３着に３番手での毛馬をしたカワキタコマンド。
道中はやや引っ掛かり気味でした。
直線で勝ち馬に並ばれ、突き放されたので厳しい競馬だったはずですが、大バテせず３着に良く粘りました。
これまで２０００ｍが最長の距離でしたが、一気に５００ｍ伸びたにも関わらずこなしてしまいました。
上位２頭には差をつけられ完敗ですが、これくらいの距離もこなせたことで今後の選択肢が広がりそうです。
また、何よりも今絶好調で、充実しているのでしょう。
２０００ｍ付近のハンデ重賞ならすぐにでも勝てる力がありそうです。
４着にカリバーン。
この馬も初距離でした。
道中は勝ち馬の直後で手応え良く追走していましたが、いざ追い出されてもあまり伸びませんでした。
それが距離のせいなのか馬場のせいなのかは何とも言えませんが、少なくとも距離延長はプラスではなさそうな感じです。
前走２２００ｍのオールカマーでも最後伸び切れなかったあたり、ｙはりベストは２０００ｍなのかも知れません。
５着にビートブラック。
出遅れました。
それほど切れる脚を使う馬ではなく、しぶとさが身上なので、これは痛かったと思います。
道中もやや後方からで、直線に向きましたがカリバーンとオウケンブルースリの間が開かず、やむなく内に突っ込む形になりました。
ここで外を真っ直ぐ走れていれば３着はあったのではないかと思います。
やや不運な５着でした。
ただ５７ｋｇを背負って良く走っており、この馬も今が充実期にあるゆです。
次走は前進が期待できると思います。
６着にハナ差でキングトップガン。
道中は後方から。
直線荒れて各馬が避けた内を通って追い上げ、６着まで押し上げました。
こういう馬場も良かったのでしょう。
現状ではこの辺が精一杯なのではないかと思います。
７着にまたハナ差でアブソリュート。
マイル戦線をずっと使っていた馬で、そのマイル戦線でも歳のせいか精彩を欠いていましたが、初距離の２５００ｍで外から追い込んで５着グループに突っ込んで来ました。
今の東京は馬場の外側が良く、後方から追い込んだ馬に利があったのも良かったのでしょうが、それにしても最近の成績からすれば好走したのではないでしょうか。
拾った感じの７着ではありますが、新たな可能性を示してくれたと思います。
８着にフォゲッタブル。
こういう馬場は得意な馬です。
またメンディサバル騎手のような追わせる騎手が合っているということもあったでしょう。
このメンバーで、５７ｋｇを背負って５着に差のないレースをしたのは最近では好走の部類でしょう。
徐々に復調がうかがえるので、ステイヤーズＳなどでは注意が必要かもしれません。
９着にコスモヘレノス。
もう少し走ってもいい馬ですが・・・ややレース間隔が開いていたのが影響したのでしょうか。
叩かれて次はもう少し走れるのではないかと思います。
両馬とも先行粘り込みが持ち味なので、その形がとれなかったのは誤算でしょう。
ここでは力不足ということもあるでしょうが、持ち味を活かせなかった感はあります。
１２着にトウカイトリック。
後方からの競馬でしたが、この馬なりには伸びています。
ステイヤーズＳあたりでは注意が必要そうです。
久々の競馬と、終始荒れた内を回らされたのが堪えたと思います。
自分の形が取れれば、もっとやれる馬でしょう。
ここは度外視していいと思います。
ピエナファンタストは１４着。
もう少し馬場が渋るか、ペースが上がらないと厳しかったようです。
もっと飛ばして逃げて持ち味が活きる馬なので、結果はともかく何が何でも逃げるべきだったと思います。
今日はこの馬の持ち味が全く出せなかったので度外視して良いでしょう。
逃げていても上位争いしたかどうかは分かりませんが、大差しんがり負けにはならなかったような気がします。
上位２頭の強さが目立ちました。
特にオウケンブルースリは完全復調の印象で、ＪＣでもいいところがありそうです。
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