デイリー杯２歳Ｓ（デイリー杯２歳ステークス）のレビュー（回顧）です。
勝ったのはクラレント。
中位内側の追走でしたが、直線を向くと内を突いて良く伸び、ダローネガより半馬身出たところでゴール。
最内枠で、良く伸びる内を突いたのが勝因でしょう。
また良血で、距離が延びても対応出来る血統です。
しかし、デビューからの連勝は立派ですが、あまりにもスムーズに行きすぎた感もあります。
次走ではその点だけ気に留めておきたいところです。
２着にダローネガ。
ボコッという感じで、２馬身ほどの出遅れ。
やむなく最後方からの競馬になりました。
出遅れ、大外を回るロスなどがあり、内容的にはこの馬が一番良かったと思います。
３着にゲンテン。
ジワッと先行しましたが、抑えきれない感じでハナへ。
内が伸びる馬場でもあり、この選択は悪くなかったと思います。
直線も良く踏ん張ってはいますが、上位２頭との２馬身差は現時点では決定的だと思います。
４着に２番手から粘り込んだメイショウハガクレ。
ちょうど良いペースで進められていたと思いますが、逃げたゲンテンを捕らえきれず、後続にも差され、ここでは完敗の形です。
しかし父がジャングルポケットと奥のありそうな血統なので、闘いながらジワジワ力を着けて行くタイプでしょう。
５着に２番人気、小生対抗のマコトリヴァーサル。
スタートが良くハナへ。
しかし控え気味にしていたところゲンテンにハナを譲りました。
個人的にはハナを主張した方が自然に運べたのではないかと思いますが、将来を見据えてのことでしょう。
直線はあまり伸びず５着。
やはり１２００ｍ、１４００ｍあたりの方が現状ではあっているのでしょうか。
母の父がサクラバクシンオーなので、その血が強く出たのかもしれません。
６着にメイショウダヴィンチ。
後方からレースを進めましたが、伸びずバテず。
現状ではこのあたりが限界でしょうか。
そして距離も現状ではもう少し短い方が良さそうです。
７着にシンゼンレンジャー。
この馬も後方から。
ちょっと伸びただけで終わってしまいました。
大外を回るロスもあり、展開的にきびしいところもありました。
次走はもう少し走れても良い馬ではないかと思います。
勝ったのはクラレントですが、ダローネガの強さも目立ちました。
この２頭は朝日杯ＦＳに出てもいい勝負をしそうな感じです。
