(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

キーンランドCレビュー

今さらではありますが、スプリンターズSへの重要なステップ戦なので、備忘的に書いておこうと思います。
 
勝ったのは1番人気のカレンチャン
好スタートから、ハナに行こうかというくらいの行きっぷり。
池添騎手がなんとかなだめて3,4番手の競馬になりましたが、前に馬を置かず、馬が行きたがっている形でした。
直線に入ると馬なりで先頭に。
パドトロワが最後まで食いついて来ましたが、相手が来れば来るだけ伸びると言う感じで、見た目以上に余裕があったと思います。
最後のビービーガルダンの強襲は何とか凌いで、優勝。
レースの前半3Fが33秒ジャストなのに対して後半は35秒6と、前後半が2秒6も違う超ハイペースをほぼ逃げ馬と同じ位置で走ったので展開的には非常に厳しかったと思いますが、そんなことはお構いなしの快勝でした。
この馬の地力の強さを見せたと思いますが、スプリンターズSに向けてはスタートが良すぎて前に馬を置かないと行きたがるという問題を残しました。
平坦小回りの函館、札幌ではほとんど気になりませんでしたが、3,4コーナーのカーブが緩やかで、最後に坂のある中山で、さらに強いメンバーを迎えてどうかというところでしょう。
おそらくスプリンターズSに出てくれば2番人気以内になるでしょうから、取捨に悩むことになりそうです。
 
2着に古豪ビービーガルダン
昨年の夏あたりから、歳のせいかダッシュが効かなくなり、先行できず敗戦を重ねていましたが、高松宮記念あたりから行けない前提で中位で競馬をして、そこそこ結果を残せるようになってきました。
ここでも中位を追走して、直線で差す競馬を見せました。
勝ち馬より4kg、牡牝を考慮しても2kg重い斤量を背負い、休み明けながら鋭く追い込んで2着に入ったのは立派です。
斤量、臨戦過程を考慮すると勝ち馬を凌ぐ内容だったと思います。
順調にスプリンターズSに出てくれば、オッズ的にカレンチャンよりこちらを狙いたいと思います。
 
3着にパドトロワ
この馬もカレンチャンの近くの先頭集団からの競馬で、直線ではカレンチャンに離されず良く食い下がっていました。結果ビービーガルダンに抜かれて3着でしたが、ビービーガルダンにハナ差の競馬ですから、良く走ったと言っていいでしょう。
馬場の良否を問わない馬なので、スプリンターズSでひと雨降れば、主役に浮上する可能性も十分でしょう。
 
4着にケイアイアストン。
ハイペースを見越したのか、後方からの競馬でした。
4コーナーでも外を回らず、馬群を縫って直線では最内をついて勝ち馬に0秒2差の4着でした。
横山典騎手がほぼ完璧に乗っての結果なので、上位3頭との力の差は認めざるを得ません。
ただ、展開次第ではこれくらい走れる力があるということでしょう。
 
5着にショウナンカザン。
逃げ馬に近い先行馬のですが、ダッシュが付かず後方からの競馬でした。
秋山騎手の動きからして意図的に抑えたわけではないと思います。
それでも4コーナーで外から追い上げ、直線でもひときわ目を引く伸びを見せて、僅差5着に健闘しました。
多少展開が向いた部分はあるにせよ、新しい形で好走できたのは大きな収穫でしょう。
このような脚質転換の場合、転換後の次走によりスムーズに競馬ができることが多いため、さらに前進することがあります。
スプリンターズSに出られるかどうか分かりませんが、大穴として狙う手もありそうです。
 
6着にオリオンスターズ。
多少展開も向きましたが、この馬の力は出し切っていると思います。
但し5着以上の馬とは力の差を感じる内容でした。
 
7着に上がり馬レジェトウショウ。
4コーナーでついて行けない感じになりました。
それでも最後まで伸びているので、クラス慣れして来ればもう少し走れそうです。
 
もう少し走れるかと思いましたが、4コーナー最後方ではここまででしょうか。
 
2番人気のジョーカプチーノは9着惨敗。
4コーナーでついて行けない感じとなり、直線も全く伸びず。
久々で仕上がりがもう一息だったようです。
それにしてもここまで負けるとはショックでしたが。。。
スプリンターズSまでにどこまで体調が戻ってくるかというところでしょう。
 
その他ではガルボが11着。
1200mに戸惑ったということもあるでしょうが、それ以上に馬体重の大幅減が響いたのではないかと思います。
筋肉が落ちてしまっている感じだったので、多少回復に時間がかかりそうです。
 
先行したサープラスシンガー、シャウトライン、アンシェルブルーは厳しいペースで息が入らず惨敗。
アンシェルブルーについてはまだ太目だった影響があったと思います。
 
人気馬の明暗が分かれた1戦でした。
ビービーガルダンパドトロワ、もう1頭挙げるならショウナンカザンは次走狙えそうな馬だと思います。