スプリンターズＳのレビュー（回顧）でございます。
ちなみに小生の馬券は全てビービーガルダンから買っていたので、全返還となりました。。。
それはとまかく、「これが最後のＧⅠ取りのチャンス」と語っていた陣営は無念だったと思います。
今後の早い回復をお祈りします。
前半３Ｆ３３秒０に対して後半３４秒４とハイペースではありましたが、中山の馬場が最終週まで良かったこともあり、比較的先行した馬が残る流れとなりました。
勝ったのは函館ＳＳ，キーンランドＣを連勝して臨んだ上がり馬のカレンチャンでした。
ちょうど真ん中あたりからの競馬で、外に壁がなく、スムーズな競馬ができたことが一番の勝因でしょう。
ここではさすがに今までとは相手が違うのでどうかな？と思ったのですが、そんな心配をこの馬の勢いで吹き飛ばしてしまった感じです。
タイムは優秀、後続にも２馬身近い着差はスプリント戦では決定的な着差です。
勝ちに行く競馬でこの強さ。
上位人気馬に軒並み不利がありましたが、そうでなくともこの馬が勝っていたでしょう。
混戦気味だったスプリント戦線に断を下しました。
２着にパドトロワ。
前述の通り、厳しい流れで逃げていたことを考えると、相当に強い内容だったと思います。
また前走より１０ｋｇ減の馬体重が示すように、渾身の仕上げで、これが奏を功しました。
「ぎりぎりの仕上げだったから少し楽をさせたい」（鮫島師）というコメントもうなづけます。
まだ４歳。そして直線ふらついていたようにまだ伸びしろがありそうです。
なお、斜行かどうかについては、別にコラムとして書こうと思います。
３着にハナ差でエーシンヴァーゴウ。
他馬より１馬身速く、ポンと好スタートを切りました。
これがこの馬の持ち味。
ここから無理をせずにためてジワッと先行策。
直線もジリジリ伸びてはいますが、本質的に坂のある１２００ｍはほんの少し距離が長いのでしょう。
それでも前走も見せた持ち前の勝負根性で踏ん張りましたが、３着まで。
非常に良く頑張っていると思います。
前走といい、今回といい、この馬の根性には頭が下がります。
４着に１番人気のロケットマン。
好スタートから控えましたが、結果的にもっと強気に先行した方が良かったのではないかと思います。
４コーナーで内外から包まれ、外に出しにくい状況になりました。
それでもジリジリと伸びてはいましたが、４着まで。
コーツィー騎手は４コーナーで包まれて追い出すタイミングが遅れたことを敗因に挙げていますが、直線で前が開いてからもスパッと伸びる感じはなかったので、良くても２着だったのではないかと思います。
世界チャンピオン級のスプリンターですが、坂のある右回り、極端に速いタイムでの決着、初の日本への遠征など克服すべき課題が多く、その状況下では必ずしも抜けて強いわけではない、ということなのだと思います。
５着にラッキーナイン。
かなり速いペースでも前につけ、流れに乗っていました。
直線は逃げるパドトロワの内を突いて抜け出しを図りましたが、ラチとの間に挟まれて万事休す。
それでもジリジリ伸びてはいましたが、５着まで。
プレブル騎手も言っていましたが、挟まれなければ２着はあったかもしれません。
６着にフィフスペトル。
久々の１２００ｍ戦でしたが、良く対応できていたと思います。
ただ直線で馬群に囲まれ、追い出せない場面がありました。
前が開いてからは盛り返しているように、まともならもっといい勝負になったでしょう。
この馬も順調に使えるようになり、力をつけています。
７着にサンカルロ。
はっきり２馬身程度の出遅れ。
さすがにＧⅠでこれでは厳しいでしょう。
それでも最後は良く伸びていますが。。。
８着にグリーンバーディ。
外からちょっと伸びて止まった、という感じの競馬でした。
昨年ほどの力はなかったという気がします。
その他では２番人気のダッシャーゴーゴーが１１着。
やや後方からの競馬でしたが、これは前走引っ掛かってしまったことへの対策だったのだと思います。
しかし直線では完全に馬群に包まれ、競馬にならず惨敗。
実力を発揮できないまま終わってしまいました。
ＧⅠの女神様はどうもこの馬に非常に厳しいようです。
この後ＢＣスプリントへ行くようですが、新馬戦をダートで勝っているとはいえ、どうでしょうか。
経験的にこういう転戦はうまくいかないことが多いような気がしますが。。。
２番手から競馬をしたヘッドライナーは１４着。
惨敗ですが、勝つ時と負ける時の差が激しいのは逃げ馬の常。
単騎逃げが見込めれば見直せる馬です。
不利を受けた馬、除外になった馬などがいて、モヤモヤ感が残るレースでした。
特に２着以降は何度かレースをすればそれぞれ着順が大きく入れ替わりそうな感じを受けました。
私のおすすめミネラルウォーター500ml 1本あたり33円！！アバーフォイル・スプリングス
