有馬記念の予想です。
アーモンドアイの急遽の参戦もあり、近年ちょっと記憶にないくらいの好メンバーがそろいました。
キセキを本命にしました。
今年は大阪杯2着、宝塚記念2着の後渡仏してフォワ賞3着、凱旋門賞7着でした。
もう一息、という感じの成績ですが、凱旋門賞では出遅れて自分の競馬ができない中で日本馬で再先着したようにそれなりに力は見せたと思います。
昨年の有菜記念は5着でしたが、JCでの激走の後、秋4走目で疲れもあったでしょうし、ペースも厳しかった印象です。それで大負けしなかったのは地力でしょう。
ここも強力メンバーがそろいましたが、今週の中山競馬場は前残りも多く、まだまだ馬場内側が良く、先行するこの馬には有利です。
また、牝馬が上位人気ですが、牝馬はこういう寒い季節には意外な凡走もあるので、牡馬を上位に採りたい、という事情もあります。
今回は人気も落ちて他馬のマークも緩みそうですし、速めのペースで地力勝負に持ち込めば大いにチャンスがあると思います。
相手はやはりアーモンドアイ。
既にGⅠ6勝、今年もGⅠ2勝で、前走の天皇賞も圧勝と言ってよい内容で、現役最強馬なのは衆目の一致するところです。
ただ強い競馬をしているのは東京コースのものが多く、中山は初コース。
特にトリッキーな形態で、やや荒れ気味で直線に急坂のある中山コースでの2500mは字面以上に底力とパワーを要求されるコースなので、ロードカナロア産駒でスピードを生かしたいこの馬には、向き不向きで言えば向いていないと思います。
もちろんそんなことは関係なく地力で押し切るケースも十分にあり得ると思いますが、断然人気でもあり、対抗に回しました。
3番手にリスグラシュー。
昨年エリザベス女王杯を勝ち、今年は牡馬を相手に宝塚記念を快勝、またオーストラリアに渡ってコックスプレートも勝利と充実した一年でした。
宝塚記念の走りができればここでも、と思いますが、もともと2000m付近を主戦場としていた馬でもあり、果たして2500mで同じような走りができるかは未知数です。
実力は認めつつ、3番手評価としました。
4番手にヴェロックス。
牡馬3冠すべてで本命にしてきた馬ですが、結局無冠に終わりました。
ただ皐月賞は僅差でしたし、ダービーは馬場内側、前に行った馬が止まらない中での敗北、菊花賞は勝ちに行ったところをうまくすくわれた印象で、力負けではないと思っています。
操縦性の高い感じの馬ですし、皐月賞でサートゥルナーリアと好勝負したように中山2500mの舞台設定は良いと思います。
古馬との力関係がカギですが、来年への飛躍が期待される一頭です。
後はサートゥルナーリアですが、ポテンシャルは高そうですがペースが速かった2000mの天皇賞秋でも引っかかったように折り合い不安が常に付きまとい、2500mでは信頼しきれないので抑えに。
スワーヴリチャードも前走は強い競馬でしたがもともと右回りはやや不得手なうえ、重馬場のJCでの激走の反動が懸念されるので抑えに。
フィエールマンもG!勝ちはいずれも京都の長距離で、直線短いコースでは取りこぼしが多いので抑えに。
ワールドプレミアも前走は武豊騎手がうまく乗った印象で再度同じようにうまく行くとは思えないことからあくまでも抑え評価。
後はちょっと一時より力が落ちた印象ですが、一応の抑えとして実績馬レイデオロ、シュヴァルグランを挙げておきます。