(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

ヴィクトリアマイルレビュー・・・アパパネは強かった。。。

ブエナビスタ単勝に突っ込んでいたので、ショックが大きく、思い出すのが辛くてなかなかレビューを書く気にもなれませんでした。。。
しかし、厳しい現実こそ向き合わなければいけません。というわけで回顧、というか反省会です。
 
オウケンサクラの北村騎手が何が何でもハナにいくという主張をしたため、かなりのハイペースになりました。
そこまでむきになって行くこともなかったのではないかと思いますが。。。
1000m通過が55秒9、1200m通過が1分7秒5、1400n通過は1分19秒5。
オウケンサクラは1200m戦ならかなり強そうです(笑)。
最終的には15着になってしまいましたが、これは仕方ないでしょう。
 
さて勝ったのはアパパネ
ペースが速くなったので折り合いの心配は皆無でした。
道中はずっと外を回って、直線も大外。今の東京の馬場を考えるとロスのあるレースでした。
しかしそこから追い出しにかかると一気に先頭集団に取り付き、内で粘るレディアルバローザを交わし、外から来るブエナビスタの追撃をなんとか封じて優勝。
ブエナビスタに先着して勝ったこと自体相当価値のあることですが、何より多少ロスはあるものの馬の力を活かすべく終始大外を回って、横綱相撲で勝ったことに大きな価値があります。
秋華賞もこんな感じの競馬でしたが、これは同世代相手には通用しても、古馬、とりわけブエナビスタ級の馬にはこれでは勝てないと踏んでいました。
しかし・・・現実にそのまま押し切ったのですから大したものです。
タイムも1分31秒9で、レコードには及ばないものの、非常に優秀です。
小生が間違っていました。アパパネちゃん、貴女は最強です。。。
 
断然人気のブエナビスタはクビ差2着。
終始アパパネを前に見て絶好の位置取りだったと思います。
しかしアパパネが追い出されると差を広げられ、最後はさすがの末脚を見せましたが、クビ差届きませんでした。
結果的にアパパネとの順調度とマイル適性の差の分負けた印象です。
それを考慮しても負けないと思っていましたが、アパパネの強さの前に屈しました。
ブエナビスタ自身1分31秒台で走って、上り3Fも34秒フラットという豪脚を使っているのですが、それで負けたら仕方ありません。
 
3着に大金星目前だったレディアルバローザ
内枠を活かして終始内を追走し、直線も内から抜け出して先頭に立ちましたが、2強の前に屈しました。
状態が良く、また内でロスなく立ち回ったことが好走の因とはいえ、歴史的名牝2頭相手に見せ場十分の内容でした。
ハイペースをまともに追走したにもかかわらずここまで好走したのは、勝ちに等しい価値のある3着だったと言って良いでしょう。
 
この馬も内からしぶとく伸びてきました。
最後ちょっと脚が上がってしまったのは距離適性の差でしょう。
ウィリアムズ騎手の好騎乗もありましたが、1400mまでの短距離戦なら乗り方一つでGⅠ級の力を発揮できることを証明しました。
 
5着にアンシェルブルー。
陣営は距離延長を懸念していましたが、見せ場十分の内容でした。
比較的前目に位置取っていたことを考えると、強い内容だったと思います。
 
6着にハナ差でスプリングサンデー。
この馬も1200m、1400mに実績が集中していましたが、健闘したと思います。
最後方からの競馬だったので多少ペースに恵まれた感はありますが。
 
7着にさらにハナ差でアニメイトバイオ
成長分を考えても、プラス24kgは太かったと思います。
それでいて5着にハナ、ハナ差の7着に来たのは底力以外の何物でもありません。
伊達にアパパネと好勝負をしたわけではないことを証明しました。
順調に使えていれば上位2頭にも迫れたのではないでしょうか。
今後が楽しみな1頭です。
 
8着にワイルドラズベリー。この馬も終始内を追走していましたが、どの馬も内を通りたがったためこの馬の入って行くスペースがなく、まともに追えない場面も見られました。
スムーズなら5着ぐらいはあったかもしれません。
これは9着のブロードストリートにも言えることで、やはり脚を余した印象です。
 
10着にディアアレトゥーサ。
直線入り口付近で置かれましたが、最後は良く差を詰めています。
ちょっと距離不足なのかなという印象を受けました。
 
コスモネモシンが11着。
このハイペースにもかかわらず引っかかっていました。
ちょっとレース前にテンションが上がってしまったようです。
それで11着ならそれなりに力を見せたとも言えるでしょう。
 
カウアイレーンが12着。
直線前がずっと壁でまともに追えていないように見えました。
ここは度外視できるレースだと思います。
 
ここまで来たら全馬行ってしまいましょう。
非常に切れ味のある馬ですが、こういう底力勝負には向かない印象です。
 
14着エイシンリターンズ。
このペースでまともに先行したので、さすがに最後は苦しくなりました。
休み明けの分もあったでしょう。
いいスピードを見せていたので、ここを叩かれて変わってくるでしょう。
 
先行して粘りを発揮する馬なので、スタートでダッシュが付かなかったことが致命的だったと思います。
また久々の芝のマイルの流れに戸惑ったということもあったかもしれません。
 
確かに厳しい流れを先行しましたが、それにしても全く見せ場のない内容でした。
関西圏への輸送競馬で大凡走を繰り返していましたが、東京でも負けたとなると、どうにも言い訳が効きません。
馬の気持ちが走る方へ向いていないのではないかという印象です。
一旦放牧して立て直しを図った方が良さそうです。
 
戦前から予想されてたことではありますが、それ以上にレベルの高いいいレースだったと思います。
とにかく、アパパネの強さが光った1戦でした。
ただ、安田記念を使うプランがあるようですが、非常に消耗の激しい競馬だったと思うので、反動には注意が必要です。
体調さえ問題なければ実力は足りると思います。