G1での同着。小生は競馬歴約20年ですが、記憶にある限りG1同着はないですね。
どちらにせよ、素晴らしいレースでした。
予想外にニーマルオトメが逃げ、アグネスワルツが2番手でしたが、予想通りのスローペースで、勝ち馬2頭は1コーナーはやはりやや外に振られました。
この辺ではアパパネが微妙に行きたがっていましたが、向こう正面ではすでに折り合いが付いていました。
このあたりペースが落ちたところでしたが、ここで余計な力を使わなかったことが大きかったと思います。
直線を向いて、アグネスワルツが単騎先頭に。
そして、クラシック初の同着決着でした。
今日のところは他の馬との完成度の違いで押し切った感じです。
一方のサンテミリオンは距離が延びてさらに良さが出た感じです。
距離適性ではこちらの方があったようです。
また、両頭とも、今日は外枠が功を奏しました。
直線で一番いいところを通ることができました。
予想以上の降雨により、馬場内側はかなり悪かったようです。
この2頭は今日は参考外でしょう。
また、逃げたアグネスワルツの3着への粘り込みは立派でした。
いいペースで行けたことも大きかったとは思いますが、東京2400mで逃げ粘るのは、実力がないとできない芸当です。
追い込み勢で最後いい脚を見せており、桜花賞は凡走だったことを証明しました。
5着にオウケンサクラ。今日は中段からのレースでした。
一応の力は見せたと思いますが、前走同様もう少し積極的な競馬をした方がこの馬の持ち味が出たのではないかという気もします。
6着にアプリコットフィズ。この馬は馬場内側から抜け出した馬の中では一番いい走りを見せました。
非力な馬だけに馬場が悪くなったこと、内側を通らざるを得なかったことは痛かったと思います。
外枠だったら、勝ち負けに加われていたかもしれません。
内容的には、強い競馬を見せたことは覚えておいた方が良さそうです。
全体的に、予想以上の降雨、馬場悪化で、枠順、道悪の巧拙、直線通ったところで、大きく差が出てしまった印象です。桜花賞ではほとんどの馬が勝ち馬から1秒以内で走っていたことを考えると、条件次第でもっと走れるはずの馬も下位に沈んでしまった印象です。
小生はまたハズレ。最近不調です・・・
しかし、1600mであれだけ引っかかっていた馬が、2400mでここまで折り合うとは、大部分の競馬ファンは驚きだったのではないでしょうか。
だから競馬は、特にオークスは難しい・・・