(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

【競馬理論】騎手(その1)

一般に「馬7人3」などと評されますが、これはレースで力を発揮するためには馬自体の強さが7割で、残り3割は人、つまり騎手の力量によって決まることを指しています。
実際のところ、騎手が非常にうまく乗って勝った「馬3人7」のレースから、騎手はほとんど何もしないで馬なりで勝ったような「馬9人1」のケースまで、どちらがどれくらいの比率を占めるかどうかは何とも言えません。
小生は「馬7人3」というのは「まあまあそんなところだろう」というのが正直な感想です。

仮に騎手の力量によってレースの結果が3割だとしても、これはかなり大きな比率を占めています。
同じ馬に武豊騎手が乗った場合と新人騎手が乗った場合とでは、レース結果が大きく異なるのは当然のことです。小生は騎手の力量によって、同じ馬でレースに臨んでも1秒以上差がでる場合があると思っています。
特に大レース(G1・重賞など)ではどの騎手もいつも以上に力が入りますし、経験と度胸が大きくモノを言うので、技術のある騎手が乗った馬が好走するケースが多くなります。

現役の騎手で信頼度の高い騎手は、武豊横山典、安藤勝、内田博、岩田の各騎手、それに次ぐレベルの騎手が藤田、後藤、福永、蛯名、四位騎手となると思います。
よく日本に乗りに来る外国人ジョッキーでは、デムーロペリエルメールの各騎手は武豊騎手と同様か、それ以上の騎乗技術、度胸、状況判断の適確さを持っています。

また、騎手も人間ですので、どの競馬場でのレースなのか、どのようなタイプの馬か、などで得意・不得意があります。例えば中館騎手は上では名前を挙げませんでしたが、ローカル競馬で逃げ・先行馬に乗った時の信頼度は上で上げたトップジョッキーと同等か、それ以上のうまさを持っています。

上記のトップジョッキーを含めて、それぞれの騎手の長所を列挙すると、下記のようになるかと思います。但し、小生の独断と偏見です。

ペース判断に非常に優れている騎手:武豊横山典、安藤勝、中館
最後の直線での馬の追い方がうまい騎手:安藤勝、内田、岩田、蛯名、藤田、四位、三浦
引っかかる馬(騎手の制止を振り切って前に行こうとする馬)の扱い方がうまい騎手:武豊横山典、安藤勝、内田、蛯名、四位
度胸があり、思い切った競馬ができる騎手:武豊横山典、藤田、後藤、福永

上記のようなところでしょうか。
これを実際の予想に反映するには、
・長距離戦で、前に乗っていた騎手ではなく、横山典騎手に乗り変わった⇒プラス材料。
・先に行きたがっていた(かかる)の騎手が四位騎手に乗り変わった⇒プラス材料

などと考えると、予想の精度が上がります。