結局馬場が回復して良馬場で施行。
とはいえ力のいる馬場状態だったようで、タフなレースになりました。
勝ったのはフミノイマージン。
道中はほぼ最後方を追走し、4コーナーで仕掛け直線に賭けるというこの馬らしい競馬でした。
結果残り100ｍで抜け出して快勝。
前走の金鯱賞で不良馬場で6着に好走したように、馬場が悪くても切れがそれほど鈍らないようです。
何より、目下絶好調なのでしょう。
夏に調子を上げる馬なのか、強い勝ち方でした。
牡馬相手でもＧⅢレベルなら好レースができそうです。
2着にブロードストリート。
あまり調子が上がって来ないとの情報があったので軽視していましたが、56kgのトップハンデで2着に来たのはさすがの底力でした。
力のいる馬場は向かないタイプで、またこのレースでう内から伸びて上位に入ったのはこの馬だけだったことを考えると、実績に恥じない内容だったと思います。
3着に最後追い込んだアースシンボル。
52kgの軽ハンデも良かったのでしょうが、馬場の良い大外を通り、直線入り口で勝ち馬と、そして最後はイタリアンレッドと併せ馬の形になり、勝負根性が活きる展開になったことが良かったのでしょう。
4着に僅差でイタリアンレッド。
もともと堅実に走る力のある馬ですが、追い込み一手なので展開に左右されやすい面はあります。
このレースでは4コーナーでもまれて最後方に置かれてしまったのが痛かったですが、最後の脚勢は素晴らしかったです。
いつももう一つ勝ち切れない馬ですが、この馬なりに健闘と言えるでしょう。
5着に先行したモーニングフェイス。
直線では一旦抜け出して、突き放しにかかりましたが、最後差されました。
軽ハンデを利しての先行策は良かったと思います。
但し51kgのハンデをもらった結果なので、現時点では力負けは否めないとも思います。
血統的に奥がありそうな馬なので、これからまだ伸びて行く可能氏はありそうです。
6着に小生の本命ロイヤルネックレス。
和田騎手が押して前に行かせようとしていましたが、結局行けず中段待機の競馬。
内枠でもあり、終始窮屈な競馬を強いられてしまいました。
最後は良く伸びていますが、この馬の持ち味であるしぶとさは活かせなかったように思えます。
1番人気のアスカトップレディは7着。
この馬も最内枠で窮屈な競馬を強いられてしまいました。
それにしても最後伸びなかった印象ですが、直線で内を通った馬は今一つ伸びなかったので見た目以上に内側は荒れていたのかもしれません。
このレースだけでこの馬の能力の判断することはできないように思います。
その他ではセラフィックロンブが9着。
本来もっと前でしぶとさを活かす馬なのですが、56kgの斤量のせいかいつもの行きっぷりがありませんでした。
斤量が重かっただけに緩い馬場も良くなかったのだと思います。
ラフォルネジュルネは11着。
緩い馬場はやはり今一つなのでしょう。
ほぼ全く伸びませんでした。
馬体ももう少し絞れた方が動けるのかもしれません。
プロヴィナージュはしんがり13着。
外枠でもあり思ったほど前に行けなかったこと、道中ずっと外を回ったこと、緩い馬場で56kgを背負ったことなど、マイナスの要素が多すぎました。
ここは参考外と見ていいように思います。
牝馬のハンデ重賞だけに難しいレースでした。
それほどペースが上がっていないにもかかわらず外から来た馬が上位に入っているので、馬場の内側は思ったよりも悪いのかもしれません。
宝塚記念でも外差しが決まり易くなっている可能性がありそうなので、今週土曜日の結果を見て、宝塚の予想に反映させることが必要でしょう。
