今更ながら・・・七夕賞レビュー

何だかんだで回顧が遅くなってしまいました。

 

エーシンジーラインがキャプテントゥーレのハナを叩き、逃げました。
最内枠からハナを主張されたので、キャプテントゥーレも譲った感じで2番手に控えました。

このレース、勝負を分けたのは内側が非常に荒れた馬場でした。
内枠で外に出せなかった馬と先行馬にとっては苦しい流れになり、外からの差しが決まりやすい馬場になっていました。

 

勝ったのは小生対抗指名のイタリアンレッド。
道中は中段よりやや後ろの外目で折り合っていました。
3コーナー付近から徐々に進出し、4コーナーで前を射程距離に捕えました。
直線は馬場の良い外側を通って、一気の伸び。
52kgのハンデの恩恵を受けたとはいえ、見事な勝利でした。

 

2着に小生本命指名のタッチミーノット。
ほぼ中位を追走していましたが、3コーナー付近でペースが上がると、付いて行けずに早々に鞭が入っていました。
正直、惨敗もあり得ると覚悟しました。
それでも直線を向くと、一番いい脚を使ってイタリアンレッドにクビ差まで迫ったところがゴール。
3コーナーに差し掛かったところで置かれてポジションを下げてしまったのが致命的でした。
エンジンのかかりが遅い馬なので、やはり東京のような直線が長いコース向きな感じはしました。

 

3着にアニメイトバイオ。
内枠から唯一連対を果たしました。
直線でうまく外に出せていれば勝っていたと思いますが、17頭立ての2番枠ではそれも難しかったでしょう。
伊達にＧⅠで2着した馬ではないことを証明しました。

 

4着に小生単穴のシャドウゲイト。
9歳馬ですが、田中勝騎手の言葉を借りれば「馬がまだ若い」とのこと。
4コーナーでキャプテントゥーレに並びかけ、一旦先頭に立つ見せ場十分の内容でした。
もともと荒れ馬場に強い馬なので、馬場状態を味方にした4着ともいえますが、58kgのハンデを背負っての結果なので、着順以上に高い評価が必要でしょう。
夏のローカル重賞では引き続き要注意でしょう。

 

5着に昨年勝利のドモナラズ。
後方から馬場のいいところを通って良く伸びてはきましたが、切れ負けした感じで6着まで。この馬の力は出し切れたと思います。

 

6着にアドマイヤメジャー。
いい位置で流れに乗っていましたが、伸びきれませんでした。
上村騎手によると１~２コーナーで少しハミを噛んで行きたがったのが影響したとのこと。
また荒れ気味の馬場もマイナスだったと思います。
小倉や新潟の高速馬場でのレースに出走してくれば、一変もありそうです。

 

７着にコスモファントム。
久々もあってか、道中かなり行きたがっていました。
普通なら惨敗するところですが、それでも馬場の悪い内を通って7着に残ったのは地力でしょう。
次走は巻き返しがありそうです。

 

8着にオペラブラーボ。
この馬も内枠に泣きました。
それなりに伸びてはいるのですが、荒れた内側の馬場を通らされ、外を通った馬に比べて伸びが鈍ってしまいました。
実力負けではないので、次走穴として狙えそうです。

 

9着にマッハヴぇロシティ。この馬も内を通ったのが災いしました。
新潟へ出走してくれば巻き返しがあるでしょう。

 

10着ダンツホウテイ。
最後方からの思い切った競馬でしたが、そこそこ伸びてはいますが、ためても切れる馬ではないようです。

 

逃げたエーシンジーラインは11着。
それでもずっと荒れた内を通って、最後までキャプテントゥーレに交わさせなかったのは立派です。脚質的にどこかで穴をあけそうな馬ではあります。

 

1番人気に推されたキャプテントゥーレは12着惨敗。
2番手で折り合っていたとは思いますが、早めにシャドウゲイトに並びかけられ、ずっと内の悪いところを通らされたのが応えました。
58.5kgのハンデもこの馬場で余計に応えたでしょう。
ここは度外視して良い1戦だと思います。

 

その他ではサンライズベガが15着。
この馬も内枠に泣きました。

 

3番人気に推されたマゼランは16着。
好位で流れに乗っていましたが、4コーナーで行きっぷりが悪くなり、後ろの馬に次々に前をカットされ、戦意喪失。
蛯名騎手も最後は無理をしていませんでした。
この辺がオープンの壁と言うべきなのでしょうか。
東京、新潟のような直線の長いコースでどうかでしょう。

 

外差しの決着で最終週らしい競馬でした。
小生は対抗―本命で本線的中。
今年は会社のボーナスが出なかったので、小生にとってはこれが臨時ボーナスとなりました。