(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

アルゼンチン共和国杯2020レース回顧

遅くなってしまいましたがアルゼンチン共和国杯のレース回顧を書いておこうと思います。

 

<馬場>

馬場内側が荒れ、直線は各馬内側4~5頭分開けて走るようになった。内から6~7頭分開けたあたりからが良く伸びる馬場に見える。展開、枠順でうまくそれより外に出せない馬は若干直線での伸びに影響しているように見える。

 

<展開>

1000m通過は59.9秒で若干速い通過ながら、比較的縦長の隊列になったこと、その後12.8 - 12.9 - 12.6 - 12.6と緩いラップが続いたこともあり実質的には平均ややスローという流れ。ゴールから残り600mからの1Fは11.3秒、400mからの1Fは11.2秒と速くなっており、後方からでは容易に届かない流れだと思う。

 

1着 オーソリティ

大外枠ながら、先行したい馬が少なかったこともあり3番手から。折り合いはしっかり付いていたと思う。直線はちょうど馬場の良いあたりに出せ、残り400m付近から追い出される。長く良い脚を使い、横綱相撲という感じの危なげない勝利。骨折による休み明けで必ずしも万全でない状態での完勝は褒められて良い。タイムも例年よりも若干時計のかかる馬場を考慮すれば優秀な部類。条件が向けばこの先のGⅠでも十分に戦えると思う。

 

2着 ラストドラフト

控えて7,8番手付近から。2500m級は初出走ながら道中は内目でロスのないスムーズな追走。直線は何とか馬場の良い外に出し、良く伸びて2着。ノヴェリスト産駒でもありどちらかというと若干時計のかかる馬場でこそという印象だったが、瞬発力勝負にも対応した。GⅠでどうこうという感じではないが、今後もGⅡレベルなら期待できる。

 

3着 サンアップルト

道中は控えてやや後方から。直線は馬場の良い外に持ち出し、メンバー中1番の脚で良く伸びる。馬場の良いところをうまく通れた利はあったと思うが、それなりに力は示した。展開待ちの部分はありそうながら、今後もこれくらいの距離なら期待できる。

 

4着 ユーキャンスマイル

中団やや後方の内目を追走。直線はできればもう少し外に出したかっただろうが、枠順もあり若干馬場の悪いところを通らざるを得なかった。それを考慮してもこの馬の実力からすれば若干伸びがない感じだったのは久々と58kgの斤量のためか。この馬の実績からこれが実力とは思えないが今日は色々条件が向かなかった。

 

5着 タイセイトレイル

スタートから若干促して前目に付ける。直線も馬場の良い外に持ち出し、今日の馬場、展開では理想的と言える競馬ができたと思う。しかし直線は若干切れ味不足の印象で5着まで。競馬自体はうまく運んだだけに、これくらいのところが実力なのではないだろうか。

 

6着 サンレイポケット

道中は中団、ユーキャンスマイルのすぐ外を追走。直線では内を突いたが、内が荒れている馬場だっただけにこれがどうだったか。それなりに伸びてはいるが、末脚自慢のこの馬にしては若干伸びを欠いた印象。直線スムーズに馬場の良い外目に出せるようだったら結果は違っていたように思う。この一戦だけで評価を下げるのは早計と感じる。

 

9着 ゴールドギア

いつものようにやや出遅れて後方から。結果的に縦長の展開になったので、若干位置取りが後ろすぎたように思える。直線もそれなりに伸びてはいるが、他の馬も同様に伸びており差を詰められず。目黒記念の結果から期待したが、展開が若干向かなかったことと、本調子にも一息だった可能性もある。

 

13着 サトノルークス

中団やや前からスムーズな追走に見え、直線も馬場の良いところに出されたが、追い出されると内に刺さるような感じで全く伸びず。瞬発力勝負はあまりよくなさそうなのと、ダービーでも大敗しているようにひょっとすると左回りは苦手なのかも。

 

17着 メイショウテンゲン

中団から。直線は全く伸びず。瞬発力は皆無の馬なので展開も向かなかったと思うが、それにしても伸びず。休み明けで馬体が12kg減っていたように、本調子ではなかったか。ちょっと立て直しに時間がかかるかもしれない。