(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

マイルチャンピオンシップ2020レース回顧

マイルCSのレースを振り返っておこうと思います。

 

<馬場>

引き続き高速馬場。若干内が荒れてきているものの、内を通ってもそれなりに伸びる。先行一辺倒ではなく中団あたりからそれなりには差せるが、後方から一気の差し切りは難しい。

 

<展開>

前半半マイルが46.9秒、後半半マイルが45.1秒なのでこのメンバーとしてはスローと言って良い流れ。馬場も相まって、そうそう前は止まらず、後方からの差し切りは難しかった。

 

1着 グランアレグリア

懸念されたゲートも好スタートを切り、先行集団に付ける。好位にいながら折り合いも付いていた。直線も手応え十分だったが、斜め前を行くアドマイヤマーズ、外のインディチャンプに蓋をされた格好でなかなか外に持ち出すことができなかった。残り200m付近でようやく外に持ち出し、追撃開始。並の馬なら先に行かれた馬に加速がついている分ここから追い越すのは簡単ではないが、この馬は2馬身ほど開いた差を残り50mあたりで追い付き、さらに1馬身近く突き放すのだから並の瞬発力ではない。着差以上に完勝と言って良い内容で、歴史に名を残すマイラーになったと言って良い。

 

2着 インディチャンプ

この馬もたまに出遅れるが、今日は好スタート。折り合いも付いていた。終始グランアレグリアをマークするような形で運び、直線でも追い出しを待ちうまくグランアレグリアが外に出せないように蓋をしていた。ギリギリまで待って追い出し抜け出したが、最後は追い遅れたグランアレグリアに交わされた。福永騎手としてはこの馬を完璧にエスコートしただけではなく、アドマイヤマーズをクビ差だけ交わし、ライバル馬を封じる120点の騎乗をしたが、それでも負けてしまったのは相手が1枚も2枚も上だったと認めざるを得ないだろう。この馬も相当に強い競馬をしており、生まれた年代が違えばGⅠタイトルを1つ2つ上積みしていたと思われる。

 

3着 アドマイヤマーズ

好スタートから3番手を追走。直線でもこの馬の末脚の持続力を生かすべく早めに仕掛けられる。しかし想定よりもスローペースになったこともあり上位2頭の瞬発力に屈した形。しかしタイム、上りともに優秀で、十分に力は示した。古馬になってから国内で好走はなかったが、香港マイル勝ちが伊達ではなかったことを証明した。瞬発力に若干難はあるが、マイルでは十分にトップレベル。

 

4着 スカーレットカラー

いつもより早めに中団付近から。6枠11番だったがいつのまにかうまく内側に潜り込む。直線では岩田騎手らしくインを強襲。見せ場を作ったが、さすがに上位3頭には及ばず。これで引退だそうだが、岩田騎手の好騎乗があったにせよ古馬牡牝混合G1 でも十分にやれるところを見せた。

 

5着 サリオス

出遅れ気味のスタート。今日の馬場、展開ではこれが致命的に痛かった。道中も後方から4頭目に構える。4コーナー手前から仕掛けられるが、外枠のせいもあり外を回され、若干反応に時間がかかる馬でもありあまり位置取りを上げられず。直線はメンバー中1番の脚で追い込んできたが5着まで。今日は位置取りの悪さが敗因。道中もっと前に行くべきだったという考え方もあるだろうが、なかなか初騎乗でどれだけ脚があるか、どれだけコントロールが利くか分からない中でまくって行くのはなかなか勇気がいることで、そのあたりが乗り替わりの難しさだと思う。今日は負けはしたが実力負けではなく、この先を悲観する内容では全くなかった。この先も2000mあたりまでのレースならどこに出ても好勝負が期待できる。

 

6着 ヴァンドギャルド

中団やや後方からの追走。直線も馬群に突っ込みインディチャンプの後を追う形でロスなく捌いた。それなりに伸びてはいるが、上位馬には迫れず。現状の力は十分に出せたと思う。

 

7着 ペルシアンナイト

出遅れ気味のスタートで最後方一頭前から。直線は前が壁になる形で追い出しが一瞬遅れ、サリオスのさらに後ろから追撃する形になってしまった。非常に鋭く伸びているが、前も止まらず7着まで。もう少し早く追い出せれば順位を若干上げていた可能性はある。展開が向かない中でも健闘しており、6歳ながらここに来て再上昇の兆しが見える。

 

8着 レシステンシア

24kg増の馬体重だったが、休養前のNHKマイルCがやや細く見えたので戻った分と成長分が大部分だろう。好スタートから逃げの手に出たが、この馬の特長を生かす意味ではもう少し離して逃げたかったのではないか。直線も早めに突き放すべく早めに仕掛けられるが、あまり反応せず残り200m手前で後続馬に飲み込まれる。ただ休み明けで初の古馬相手、しかもかなりの強敵相手の中でそれなりに粘っており、一定の力は示した。今後が楽しみな馬であることには変わりない。

 

10着 サウンドキアラ

中団外目を追走。前に壁をうまく作れず、若干引っかかり気味に見えた。脚を貯めて直線の瞬発力勝負に出るも、前を交わせず、後ろの馬にも交わされた。本来もう少し器用な競馬ができる馬だけに外枠も響いたと思う。ただここでは力が足りなかったことも事実。

 

15着 ラウダシオン

好スタートから2番手に付ける。直線追い出されたが前のレシステンシアは交わせず、後方から次々交わされ抵抗できず。ラスト100mくらいは武豊騎手があきらめて流していた。このレースぶりだけ見ると一線級に入るとマイルは若干長いのかもという印象。またどちらかというと左回りの方が実績があり、阪神は合わなかった可能性も。まだ3歳でもあり、これだけで見限るのは早計だと思う。

 

馬券の方は1着◎2着〇3着△で馬連及び3連複的中となりました。ほぼ本線で当たったものの人気でもあり儲けは少なめで、3連単も買っておけば良かったと思う小生でありました。