(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

天皇賞(秋)レビュー・・・ブエナビスタは強かった。。。

ブエナビスタの圧勝でした。
強い馬だとは分かっていましたが、さすがに古馬の頂点を決定するレースを休み明けで勝てるのか?という一抹の不安がありました。
実際、昨年の有馬記念と今年の宝塚記念は2着に敗れており、また何かに負けるか、買っても僅差での勝利かなと思っていました。
 
しかし・・・ふたを開けてみれば何のこともなく、最後は流す余裕さえ見せて2馬身差での勝利。
スムーズなレースができたとは言え、自分で勝ちに出て、しかも最後まで脚色が衰えず、ゴール前は流していたことを考えると、「圧勝」でした。
JCにはまた強い馬が出てくるのでしょうが、間違いなく好勝負するでしょう。
 
2着にペルーサ。やはり出遅れました。が、前走よりはマシでした。
それでも後方2番手付近を追走し、直線だけの競馬、というか直線でさえ残り1Fくらいまでは前の馬群が壁でなかなか思うように追えませんでした。
前が空いたら1直線の伸びを見せて、ブエナには敗れたものの、ゲートさえまともで中位付近にいられれば・・・と思わせる内容でした。
この馬も勝ち馬以外の残り16頭とはレベルの違う競馬をしています。
こちらもJCが楽しみです。
 
3着に2番人気のアーネストリー
おそらくほぼ思い描いた通りの、理想的な競馬ができたはずですが、ブエナには一瞬で交わされ、さらにペルーサにも抜かれるという完敗でした。
陣営も白旗を上げているようで、有馬記念に直行するようです。
中山ならば、この馬の先行力が活きるので、逆転の可能性はあると思います。
 
4着にはオウケンサクラ。これにはびっくりしました。
過去にもダンスインザムード秋華賞で敗れて、天皇賞で2着して穴をあけましたが、ダンスの場合はもともと桜花賞馬で、オークス秋華賞でも1番人気に推されるほどの馬でしたが、オウケンサクラ桜花賞2着が最高の実績でしょう。
確かに東京競馬場は雨上がりは馬場の内側から乾いて行くので内を通った馬はいくらか有利だったと思いますが、それにしても歴戦の古馬相手に4着に入ったことは快挙です。
切れる脚がないので勝ち切れないところはありますが、底力を要求される流れで能力を発揮する馬のようです。
この馬場で1分58秒台というのはフロックでは出せません。
能力を見せました。
 
5着に小生穴指名のネヴァブション。やや後方から直線は外へ。
ジリジリ伸びて最後は5着にまで追い込みました。
多少時計の掛かる馬場が良かったというのもあったと思いますが、7歳にして未だ成長中という感じで、今がこの馬の”旬”のようです。
JCあたりでも馬場が渋れば勝負になるかもしれません。
 
小生本命のシンゲンは6着。藤田騎手が「見えないところでいろいろな不利があった」とコメントしているように、直線では外へ行こうとしたらふさがり、仕方なく内へ入れて行ったものの、追い辛い感じでした。
またそもそも4コーナーを回る位置がちょっと後ろだったかなと思います。
最後はアーネストリーオウケンサクラを抜いて2着には入れるかな、と思いましたが、坂上で伸びが止まって、後ろから来たペルーサネヴァブションにも交わされての6着でした。
まあ不利という意味ではペルーサの方がシンゲンよりもロスの多い競馬でしたし、ブエナビスタにしても開いた所に一瞬で入って行ける能力があっての勝利でした。
なので、スムーズなら3着くらいはあったかもしれませんが、ブエナ、ペルーサに先着できたか?と問われると、それはちょっと無理かなぁ、というのが正直な印象です。
小生としてもちょっと買被ったかなぁ、と認めざるを得ません。。。
 
7着に小生大穴指名のトウショウシロッコ。この馬もここにきて再上昇している感じです。
さすがにG1の壁は厚いと思いますが、GⅡくらいなら勝てるチャンスはありそうです。
 
8着にスマイルジャック。直線を向いたところでは絶好の手応えでしたが、内からエイシンアポロンジャガーメイル、外はブエナビスタ、前にはキャプテントゥーレオウケンサクラが壁になって仕掛けのタイミングを逃しました。ここは騎手のミスというか、内を突いている以上ちょっとでも前が開いた瞬間に入って行くべきだったと思います。ブエナビスタが抜けたコースに先に入れれば、掲示板には乗れたのではないかと思います。
マイルCSでは期待できそうです。
 
その他ではスーパーホーネットが11着。休み明け、また実績のない2000mとしては良く走っています。
マイルCSで悲願のG1を取れるかどうかというところでしょう。
年齢的にも、今回がラストチャンスでしょう。
 
キャプテントゥーレは13着。絶好の手応えで直線を向きましたが、伸びませんでした。
外枠で気持ち良く走りすぎたことと、直線の長いコースでの2000mはやはりこの馬には距離が長いと思います。この馬もマイルCSでの巻き返しを期待したい馬です。
 
毎日王冠勝ちのアリゼオは14着。出遅れました。そしてさらに大外枠から引っ掛かって行き、先行勢の一部になってしまいました。この競馬でしんがりにならなかったことは逆に地力の証明と言えそうです。
今日の競馬は度外視でしょう。
 
天皇賞春優勝のジャガーメイルは15位入線も降着で18着。
さすがにあれは降着になるでしょう。
とはいえ、この馬もスペースがなかったからこその割り込みだったので、この馬自身も結局大きな不利を受けています。内からかなりいい脚を使っていたので、スムーズなら少なくとも掲示板には乗れていたでしょう。
そういう意味では、JCでは人気が落ちるでしょうから、穴として狙っても面白いと思います。
 
安田記念ショウワモダンは一応不利を受けて16着。ですが、不利がなくても2ケタ着順だったでしょう。
休み明けから中1週、そして連闘と実に1カ月の間に3回出走しています。
杉浦調教師はそんな無茶な使い方はしないと思うので、オーナーの意向である可能性が高いのではないかと思いますが、これは誰が見てもかなりひどい使われ方です。
とりあえず来週のオープンには登録がないようなので、ちょっとホッとしました。
馬にはゆっくり休んで欲しいと思います。
 
スムーズに走れた馬、不利があった馬と悲喜こもごもなレースでしたが、ハッキリしているのは、少なくとも東京の2000mという条件下では、上位2頭の実力が抜けていた、ということです。
JCに向けてもこの2頭+凱旋門賞帰りのナカヤマフェスタが中心になりそうです。
巻き返しがあるとすれば、ジャガーメイルあたりでしょう。