(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

【おすすめ赤ワイン】ニュイ・サン・ジョルジュ

さて、「安くてうまいワインを探せ!」がこのコーナーの趣旨だと思っていますが、今回から数回、「やや高級路線」で紹介して行きたいと思います。
小生は今年副業(?)の競馬が好調なので、自分にご褒美を与えても良いかな、と思いまして。
 
第1弾はフランス、ブルゴーニュ地方のほぼ真ん中付近のコート・ドール地区の、ニュイ・サン・ジョルジュという地域のワインです。
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名称:ニュイ・サン。ジョルジュ”Nuits-Saint-Georges"
Type:赤・辛口  Vintage:2002
生産者:ラウル・クラージェ”Raoul Clerget" ぶどう品種:ピノ・ノワール
価格:5,000円程度 アルコール度数:12.5&

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ピノ・ノワールとしてはやや濃いルージュ色
香りはピノ・ノワール特有のチェリーのような香りとともに、やや重みを感じさせるプルーンなどの香りも感じられます。香りからはピノ・ノワールから造られるワインとしては、少々ゴツめ、濃いめの印象を受けました。
本に”くせのある料理にも合う”と書いてあったので、そういう先入観があったかもしれません。
 
ところが飲んでみると印象が一変。
ガツンと来るような強さはなく、渋味のもととなるタンニンも、約8年の熟成でとてもきめ細かくなっているので、むしろ繊細、上品な印象を受けました。
かといってピノ・ノワール種の潜在的な力強さを持ち合わせていて、決して水っぽい感じはなく、きめ細かいタンニンの中にも濃縮味、果実味、そしてうまみが感じられます。
 
小生はもともとピノ好きなので、ピノ・ノワールより造られたワインを結構飲んで来ましたが、洗練されているという意味では、このワインが一番でしょう。
口にした瞬間から何の嫌味もないので飲みやすく、こなれたタンニンが適度な果実味を感じさせ、舌を通り過ぎるとほんのかすかな苦みとともに、短い余韻を残し、スッと引いて行きます。
このように口に含んだときから徐々に味を変えながら喉の奥に消えて行く感じのワインは、やはり高級ワインを感じさせます。
造り手のラウル・クラージェ社はブルゴーニュで最古のメーカーとの記載がありましたが、さすが老舗の味です。

やや価格帯が高いのがネックではありますが、5,000円払うだけの価値のあるワインです。
ワイン初心者から、ワイン通まで納得できる1本だと思います。
 
お祝いの席や、ちょっと臨時収入があった時などに、是非、本当にオススメしたい1本です。
小生の素人的評価:9(10点満点)
★★★★☆