(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

ジュヴレー・シャンベルタン”Gevrey Chanbertin"

ジュヴレー・シャンベルタン。2回目の登場です。
フランスはブルゴーニュ・コートドール地区という、特級畑が集中していることで良く知られている地区です。
一口にジュヴレー・シャンベルタンと言っても、実は多くの異なる生産者、畑、醸造所で造られています。そして、畑の条件、生産者、醸造者の技術によって、同じ名前のワインでもかなり違う味のものができあがるのが、ワインの奥深いところです。

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名称:ジュヴレー・シャンベルタン”Gevrey Chanbertin"
Type:赤・辛口  Vintage:2006
生産者:Louis Josse  ぶどう品種:ピノ・ノワール
価格:3,000円程度?(頂きものなので不明) アルコール度数:13&

ピノ・ノワールとしてはやや濃いルージュ色
香りはピノ・ノワール特有のチェリーのような香りもありますが、それよりももう少し重めの、鉄さびのような醸造香がありました。

抜栓して、直後に最初に飲んでみたところ、ヴィンテージがまだ若いためでしょうか。堅いというか、ぶどうの特性がそのまま前面に出ていて、今一つこなれていないような感じでした。
やはりここでも鉄さびのような風味を感じました。
この日は今一つだなーと思いながら飲んでいました。

ところが次の日になると味わいが一変。
空気に触れた影響だと思いますが、昨日の鉄さびのような香り、味はなく、やわらかくなったというか、うまみを感じられるようになっていました。
但しピノ・ノワールからできているワインとしては、やはりちょっと重い(ボディが強い)感じで、飲みやすいという感じではありませんでした。
ピノ・ノワールからできたワインとしては全般的に濃縮されている感じで、果実味の強いワインとなっています。
小生は以前2度ほど違う生産者のものを飲みましたが、ここまでの果実味はありませんでした。
素人的には前のものの方が飲みやすかったのですが、より本格的に濃縮冠のある、男性的なジュヴレー・シャンベルタンを味わいたいという方には、是非お勧めします。

一般に長期熟成のワインは飲む前に抜栓し、しばらく置いておくとか、またはデカンタージュ(デキャンタにワインを移し、空気と触れさせることによって全く味の違うワインになります、というのは知っていましたが、若いワインでもそういうことで美味しくなる・味が柔らかになるとは思いませんでした。そういう意味でも、勉強になった一本でした。

小生の素人的評価:8(10点満点)
★★★★