名称:ムルソー・ヴィエイユ・ヴィーニュ "Mersaut Vieills Vignes"
ヴィエイユ・ヴィーニュは樹齢の長い、古木のぶどうの木から採ったことを表しています。
生産者:ラウル・クラージェ "Raoul Clerget"
Vintage:2005年 価格」3,980円(セール価格。定価は5,000円台でしょう)
アルコール度数:13.5%
小生が今までに飲んだ白ワインの中でも、一番色が濃かったです。黄色を通り越して、薄茶色にちかいくらいで
した。
香りはほんのりとしたリンゴ、ラフランスのようなシャルドネ種特有の芳香が感じられ、ヴィエイユ・ヴィーニュらしい果汁をギュッと凝縮したような風味が感じられますが、何より新樽熟成によるロースト香が強く感じられます。
飲み口は至ってまろやか。フレッシュなシャルドネ種のワインのようなキレはありませんが、角が取れて酸味も少なめ。そして何よりオーク(?)の新樽の力強い味を感じます。
・・・素人の小生としてはこれをどう評価すべきなのか難しいところです。
確かに、まろやかで、何の雑味もなく、手間がかかった良いワインであることは分かります。
しかし、やっぱり樽の香りが強すぎて、誤解を恐れずに悪い言い方をすると、おがくずを飲んでいるような感じです。
これはこういうワインを飲み続けていれば気にならなくなり、シャルドネの芳香のみ感じられるようになって、「もうこれしか飲めない!」というように病みつきになるのかもしれませんが、どうも未熟者の小生にはその良さが分かりかねる感じです。
ブルゴーニュの白ワインのピラミッドのかなり高いところにあるワインなので多大なる期待を持って飲んだこともあるかもしれませんが、やや肩透かしを食らった感じです。
小生の素人的評価:8
★★★★
白ワインの最高峰にある”モンラッシェ”もこんな味なのかなぁと思うと、やや残念な感じがしました。
で、この疑問は早く解決した方が良いと思い、モンラッシェ、買っちゃいました。
というわけで、次回はモンラッシェで行きます。
多分来週になるかとは思いますが。。。