(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

【競馬理論】馬の年齢(その1)

馬の年齢が予想に影響するのか?と思われる方も多いと思いますが、結構影響します。
 
馬も当然のことながら成長し、成熟し、衰えて行きます。
人間に例えると、2歳6月の新馬戦が中学1年生くらい、朝日杯/阪神JFあたりが中学3年生、ダービーが高校野球に相当し、菊花賞が大学1~2年生、3歳の有馬記念が大学卒業レベル、4歳春が24歳くらい、4歳秋が28歳くらいで、最も強いと思われている時期で、6歳に入るとだんだん衰えて行く、と考えられています。
4歳秋が最も強いというのはほぼその通りで、実際に日本最高のレースであるジャパンカップの勝ち馬、連対馬は、シンボリルドルフオグリキャップ(世界レコードの2着)、レガシーワールドトウカイテイオー、マーべラスクラウン、最近ではディープインパクトスクリーンヒーローオウケンブルースリ(ハナ差2着)と、ほとんどが4歳秋でした。
 
それがどうしたという方もいらっしゃるかと思いますが、仮に馬が最高の能力を発揮できるようになるのが4歳秋~5歳春と仮定すると、4歳秋~5歳春までは成長の余地があるのでこれまでの実績以上の走りをする可能性が高いですし、逆に7歳馬で昔は強かったが最近はちょっと・・・という馬はそのまま衰えて行き、最高の能力を発揮する可能性は低いと言えるでしょう。
 
従って、これまでの実績が同程度でも、4歳馬と8歳馬を比べた場合、4歳馬の方が成長の余地がある分、勝つ可能性が高い、ということが言えます。
但し、たいていの場合馬券を買う人はこれを考慮しているので、上記のような場合4歳馬の方が人気になります。
 
さて、ここまでは競馬ファンならある程度知っている基本です。
それでも「こっちの馬の方が実績もあるし、でも何故か人気がない。これは”買い”だ!」と、短絡的に考えて外す可能性は減ると思います。
 
ところが、必ずしもこれが当てはまらない場合が、特に近年増えています。
昨年の8歳のカンパニーの天皇賞秋、マイルCSの連勝は記憶に新しいところです。
次回に、このあたりについて検討します。