厳しい戦いになると想定してはいたものの、残念でした。
後半に期待出来る動きでしたが、後半に3店立て続けに失って1-4で敗北。日本のワールドカップは終わりました。
攻撃面では前半からここ2戦見られなかった3人目の動き、連動性があり、シュート数もコロンビアを上回ってチャンスを作っており、良かったと思います。
ただ、何回かあった決定機で決め切れなかったのが響いた感じです。
守備面では基本的に攻撃に掛かっていたので仕方ない面もありますが、1対1になるとほぼ必ずと言っていいほどやられてしまう個の弱さがもろに出た感じです。
もちろんコロンビアの前線の選手もうまさがあって難しかったとは思いますが、結局こういう差が現状での世界との差なのかなと。
3失点目、4失点目はある程度前に掛かっていたので仕方ない面はありますが。
全体として日本らしく攻め、チャンスは作ったものの、最後は守備の弱さを露呈して日本らしく負けた、という試合でした。
ドイツ大会でのブラジル戦もそうでしたが、勝たなければいけない試合で強豪に立ち向かうのはやはりかなり難しさがあるのは事実で、ここまでの2試合で勝っておかないと最後は厳しくなるということかと思います。
それだけに、この試合でいい形を見せられた攻撃をなぜ初戦から出来なかったか、という1点に悔いが残ります。
以下、各選手の採点です。
川島永嗣 4.0 PKは仕方ない。失点はいずれも崩された形ではあったが、川島がいたから防げた、という場面もなかった。守備範囲が狭いし、4失点ではこの点数もやむなし。
内田篤人 5.0 攻撃ではここ2戦同様いい動き。しかし2失点目だったか、マークを外しフリーで打たれてしまう。守備では課題を残した。
長友佑都 5.5 積極的に仕掛ける場面、シュートも打つ場面もあり、1対1で負けていなかった。世界に個の能力で通用することは証明した。
吉田麻也 3.5 1対1の対応でほぼ負ける。周りが攻撃に掛かっていたので吉田1人の責任ではないとはいえ、スピード不足を露呈した。
長谷部誠 5.0 前半は守備にはそれなりに貢献。積極的に前線にもからみ、動きはここ2戦より良かったが、ピンチにつながりかねないミスパスもあり。後半はややスタミナ切れの印象で、攻撃に勢いをつけられず、やはり90分試合に出ていなかった影響が出ていた。山口に交代するなら、こちらではなかったか。
山口蛍 5.0 守備には良く対応したが、攻撃には今一つアイディア不足の感があり機能しなかった。間違いなく今後の日本の主軸になり得るいい選手なのだが、この辺りが今後の課題か。
岡崎慎司 6.5 前半終了間際に素晴らしいヘディング。ワンチャンスをしっかり決め切った。守備面でも貢献していた。交代は相手にヒジ打ちされての負傷によるものか。数少ない決定機に決められる選手だけに、残念だった。
香川真司 4.5 良く動いていたし、違いを見せる動きもあったが、2度ほどあった決定機を決められず。中央に動く分守備に穴を作っているので、厳しいようだが点に絡まないとダメ。好調時はゴール前の落ち着きが持ち味だったのが、今季は決め切れない。メンタル面での不調が響いた。
大久保嘉人 5.0 1トップ起用にこたえて積極的に動いてはいた。本当に決定的、と思える場面はほぼなかったが、チャンスはあった。そういうところでも決めるのが真のストライカーなのだが。また、このチームと合わせるのが代表発表後だったので、連携面は今一つ。どうしてもう少し早い段階で少しでも呼んでおかなかったのか、と悔いが残る。
清武弘嗣 出場時間少なく採点なし。