(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

【サッカー日本代表】ザンビア戦 感想・選手採点

良くも悪くも日本らしい試合でした。
 
キーパーが川島か西川か、DFが今野か森重か、1トップが柿谷か大迫かという選択肢はあるにせよ、長谷部のコンディションを考えればおそらく現時点でのベストメンバーで臨んだ日本でした。
 
前半に早々に2失点。
これは先程も書きましたが、球際の弱さとセットプレーからのマークの甘さを露呈した形でした。
あと全体にディフェンスの時の相手との間合いがちょっと遠い気がします。
一流の相手だと、この半歩の間合いでシュートを打たれたり、クロスを上げられたりしてしまい、ピンチを招いてしまう。
そんなシーンがこの試合何度か見られ、実際に1失点目、3失点目はそんな展開からの失点でした。
 
前線からの守備は90分間良くやり続けたと思います。
選手交代があっても連係も良かったのでこの辺りは良く出来上がっていると感じました。
それだけに最後のディフェンスがもったいなかった感じです。
 
攻撃面は選手間の距離感も良く、前線の選手は常に裏を狙い、後方の選手もそんな前線の選手を良く見ていました。4点目のシーンもそうですが、得点にならなかったシーンも含め、うまく裏を取って決定的になりそうなシーンを多く作っていました。
ただフィニッシュをちょっときれいに決めようとしすぎている面もあり、フィニッシュまで行くシーンがやや少なかった。
もっとミドルシュートを使ってもいいですし、つながずに打っても・・・という場面も何回か見られました。
4点取りましたが、1点目はPK、2点目は相手GKのミスなのでもう一つ、という感じはありました。
 
いずれにしろ、ザンビアが思ったよりも強かったこともあり、収穫も課題もあった試合。
結果も勝ちましたし、本番前最終の強化試合としては悪くなかったのではないでしょうか。
 
以下各選手の採点です。
 
西川周作 4.5 失点ははっきりとGKの責任とは言えないが、世界トップレベルのGKなら少なくとも1本は止めていただろう。いずれにしろ3失点はいただけない。フィードが不安定な部分もあり、川島に対しての優位性は示せず。
 
吉田 麻也 6.0 ほぼ安定した守備を見せていた。ハイボールに対しては強さを示す。ラインコントロールは悪くなかった。
 
今野 泰幸 5.0 ほぼ安定も目立った場面なし。積極的に守備に貢献したという感じはなかった。
 
森重 真人 7.0 守備はほぼ安定。3点目は攻撃参加から鋭い切り替えしで本田のゴールをアシスト。攻撃参加で他の2人に優位性を見せた。
 
内田 篤人 4.5 1失点目はもう少し対応できなかったか。ちょっと動きが鈍い感じや相手にスピードで振り切られる場面もあり、ちょっと不安定だった。攻撃でも特別目立った場面はなく、まだ復調途上の印象を受けた。
 
酒井 宏樹 6.5 後半途中からの出場。決定的な活躍はなかったが、コンディションは良さそうで安定していた。

長友 佑都 6.5 前半はサイドからのスピードと積極的なシュートで何度かチャンスを演出した。前半飛ばしすぎたのか、後半はやや消える場面も。
  
山口 蛍 5.5 しっかりバランスはとっていたと思うが、やや相手との間合いが中途半端だった。アフリカ勢への対応が不慣れな部分もあっただろう。インターセプトやボール奪取も少なめだった。
 
遠藤 保仁 6.5 前半からよく動いてミドルシュートも。守備もいつもより粘り強い感じがした。ただ後半からの起用が多かった最近の数試合に比べると、やはり若干運動量は落ちてしまう。スーパーサブ起用が良いのかもしれない。
 
青山敏弘 出場時間が少ないため評価できず・・・としようと思ったが、絶妙のパスで大久保の得点をアシスト。前線に決定的なロングパスを供給する青山の持ち味を一瞬で発揮。あえて採点するなら7.0。
 
本田 圭佑 7.0 前半はいつもより下がり目でプレーしているように見えた。3点目は森重のクロスに良く中に飛び込んできたし、決して”本田らしいプレー”ができたわけではないのだが、コンディションなりに奮闘した印象。守備にも良く動いていた。
 
香川 真司 6.5 長友との左サイドの連携などで何度かチャンスを演出。PKになったハンドを誘発したクロスも。2点目は相手のミスながら、いずれにしろ正確なクロスを供給した。ただ今に始まったことではないが、もう少しシュート力があれば攻撃のバリエーションが広がるのだが。
 
斎藤 学 5.5 出場時間自体が少なかったが、目立った場面なし。ちょっと周囲と連係があっていないと感じられる場面もあった。  

岡崎 慎司 6.0 いつも通り良く動いてチャンスを演出していた。前線からの守備もしっかり。ただGKと接触して負傷した影響もあり、負傷後はいつもほどの存在感は示せず。個人的にキーになる選手と見ており、本番までにしっかり治ることを願いたい。
 
柿谷 曜一朗 6.0 何度か裏を狙う動き。前線からのプレスもしっかりやっている。ただ大迫・大久保に対する明らかな優位性は示せず。
 
大久保 嘉人 7.0 残り時間が少ない中で決勝点を叩き込む。残り時間が少なく緊張を強いられる場面で完璧なトラップをして決めきったのはさすがと言うべきだろう。後半からの出場ということもあり、良く動いてチャンスを演出。
 
大迫 勇也 5.5 後半からの出場ながら、決定的な仕事はできず。戦術的に1トップは前半はポストプレイに長所があり2列目以下を活性化できる大迫、途中交代でスピード、ドリブルに長所のある柿谷を入れた方が機能すると思う。ただこのあたりは相手の戦術にもよると思うが・・・