平安ステークスのレビュー（回顧）です。
トウショウフリークが何が何でもという感じでハナに行きました。
ペースは決して遅くはなかったと思いますが、脚抜きのいい京都の馬場もあり、先行勢での決着となりました。
勝ったのは断然の１番人気に推されたエスポワールシチー。
２番手からでしたが、引っ掛かることなく、スムーズに折り合いはついていました。
４コーナーでは馬なりで先頭に並びかけ、追い出されるとスッと引き離し、最後は３馬身半の差をつけて圧勝。
とにかくここでは格の違いを見せての圧勝でした。
二の脚が速いので、個人的にはスマートファルコンのハナを叩いても面白いと思いますが・・・
２着に逃げたトウショウフリーク。
速いペースの逃げで、かつエスポワールシチーに終始マークされ厳しい競馬だったと思いますが、脚抜きのいい馬場だったこともあり粘り込みました。
さすがに最後は一杯一杯でしたが、それでも１分４９秒ジャストで走れたのは地力の証明でしょう。
さすがにまだＧⅠ級相手では分が悪そうですが、それ以外の相手なら重賞でも好勝負できそうです。
３着にこちらは控えたニホンピロアワーズ。
行く気を見せてはいましたが、トウショウフリークとエスポワールシチーに先に行かれて６番手付近からの競馬でした。
いつも逃げか２番手の競馬をしている馬なので、馬群に入って砂をかぶった場合どうかが心配されましたが、その点は問題なかったと言って良いでしょう。
また折り合いもしっかり付いていました。
直線は外に持ち出し良く伸びてはいるのですが、前が止まらず３着まで。
しかしこういう競馬ができたことは、次走以降の戦法のバリエーションが広がったという意味で非常に収穫が大きかったのではないでしょうか。
４着に２番人気のワンダーアキュート。
休み明けで、斤量は５８ｋｇ。
その辺が堪えて、直線伸び切れなかった感じです。
逆に言えばこれを叩かれてＪＣダートでは良くなってくるでしょう。
ただ・・・ＧⅠ級にはやや分が悪い感じはします。
５着に３番手から競馬をしたヒラボクキング。
前残りの流れに恵まれたこともあるでしょうが、初オープンとしてはそこそこの競馬推したのではないかと思います。
ただ上位４頭とはやや力の差を感じましあ。
離された６着にメダリアビート。
前残りの流れをやや後方から差して来ました。
道中内内をロスなく追走できた利があったのでしょうが、ここのところの成長と好調がうかがえました。
７着にキングスエンブレム。
ｋの馬にとっては流れが向いたのではないかと思ったのですが、意外に伸び切れませんでした。
差し辛い馬場ではありましたが、この馬の実力からはもう少し伸びていいと思いましたが・・・
やはり昨年の好調時の状態には戻り切ってないということでしょうか。
８着にハナ差でインバルコ。
この馬にも流れが向くのではないかと思ったのですが、いくらなんでも４コーナーでもまだ最後方付近の位置取りでは厳しかった感じです。
内をうまく捌けなかったのでしょうが、ここでは勝負に加われなかったという感じです。
もう少し走れる馬だ思います。
その他ではダイシンオレンジが１０着。
ペースが速く、対そ二苦労している感じでした。
もう少し乾いた馬場で力を発揮する馬なのだと思います。
期待されましたが、レース中に心房細動を発症したようです。
仕方ありません。
３頭とも逃げに近い先行馬。
本番ではＪＢＣクラシックのように後続を大きく引き離した競馬になるのでしょうか。
いまからＪＣダートが楽しみです。
