(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

東京新聞杯レビュー・・・ハイレベルな1戦でした。

勝ちタイム1分32秒5。
勝ち馬の上がり3F33.9秒。
非常にレベルの高い決着になったので、ちょっとした展開の有利不利が着順にそのまま影響する厳しいレースになりました。
 
その中で勝ち切ったのは善戦マンのスマイルジャック
関屋記念勝ちに昨年の安田記念で僅差3着、マイルCSではハイペースを追走しながらも6着と、実績は上位でした。が、それで5番人気なのはいつもいいところまでは来るのだけれど、勝ち切れない。そんなイメージがあったからでしょう。かくいう小生もそうでした。
レースぶりは好位を追走しながら、直線は追い出しを待つ余裕がありました。
抜け出すとソラを使う(気を抜いてしまう)難しい馬なので、ゴール前接戦になったのは良かったのだと思います。
レースぶり、走破タイムともに優秀で、安田記念3着馬の面目躍如といったところでしょう。
今日の様なレースができれば、安田記念でも十分に通用すると思います。
 
2着にハナ差でキングストリート。
昨春にポンポンと条件戦を勝ちあがって、中山記念では1番人気に推されたほどの素質馬ではありましたが、その後はオープンに入るとやや足りない感じのレースが続いていました。
従って軽視していたのですが、最後はスマイルジャックを制して勝ちきるかどうか、という好勝負を見せました。
直線でスマイルジャックがいい目標になったこと、内田騎手の渾身の騎乗もありますが、フロックでは走れないタイムなので、これが実力なのでしょう。
ややジリっぽい馬なので、マイル戦で速めの流れになると力を発揮するタイプなのでしょう。
毎回コンスタントに走れるかどうかは分かりませんが、この馬もトップレベルの実力があることを示しました。
按上の内田騎手、NHKマイルのピンクカメオに始まり、昨年のヴィクトリアマイルではヒカルアマランサスブエナビスタとハナ差の2着、そして今回と、東京のマイル戦に滅法強い騎手です。
東京マイルでは内田。と覚えておくといつかいいことがありそうです。
 
3着に2番人気のゴールスキー
最内枠に入ってしまい、窮屈そうなレースになってしまいました。
直線も前が開いたり閉じたりで真っ直ぐ走れないような感じで、トップスピードに乗ったころにゴールを迎えてしまいました。
上位2頭が不利のない競馬をしたのに対して、この馬はその2頭の間に入ってゴール前スペースが狭くなり、3着になりました。
まともなら上位2頭と勝ち負けの競馬をしたと思います。
今日の結果で評価を下げる必要はないと思います。
 
4着に人気薄キャプテンベガ。この馬も東京マイルが得意です。
直線で馬群をうまく捌き、伸びてきました。
この馬も力はあるのでしょうが、善戦マンは脱却できませんでした。
もう8歳のおじいちゃんですが、力はさほど落ちていないようです。
 
5着にオーシャンエイブス。
前走小生が本命にして惨敗していましたが、もう少し走れるはず、と大穴に推しましたが、期待通りの走りでした。長期休養明けを叩いて大分調子を上げてきたようです。
故障により長期休養を余儀なくされましたが、3歳時は武豊騎手をしてクラシック級と言わしめるほどの馬でした。
休みが長かった分まだ良化の余地がありそうです。
 
6着に逃げたシルポート
前半3Fを34秒1で走っているように、ファイアーフロートが競ってきて苦しい展開だったと思います。
しかも斤量も58kgと他馬より重量でした。
それでも直線の長い東京で6着に粘ったのは価値があります。
目下絶好調のようなので、次走どこに出てもにも期待できそうでs。
 
7着に小生の本命にして1番人気のダノンヨーヨー
昨年のマイルCSでは出遅れながらも2着した実力馬です。
今日もスタートは出遅れ気味。
道中も最後方でした。
そして直線は馬群の外へ。
メンバー中最速の33.2秒でのこり600mを駆け抜けましたが、7着まで。
一旦外からまとめて差し切れるかなととも思えましたが、残り200mはさすがに脚色が他馬と同じになってしまいました。
さすがにこのメンバーで最後方からというのは厳しかったようです。
直線内を突くか、3コーナー付近から多少押し上げて行くか、何らかのアクションが必要だったと思われます。
ほぼ必ず出遅れる馬なので、そうした展開面の不利は織り込んでおくべきでした。
 
その他では上がり馬のカウアイレーンとフラガラッハが9、11着。
今回は相手が強かったとしかいいようがありません。
両馬とも自分の力は出し切っていると思います。
 
シルポートとハナ争いをしたファイy-フロートは10着。
休み明けでプラス20kgの馬体重、厳しい展開と苦しい戦いでした。
それで勝ち馬と1秒差ならある意味上々。
中山開催になれば出番が回ってきそうです。
 
最後に安田記念ショウワモダンは15着。
プラス24kgの馬体重は、ほぼ戻ったもので問題なかったと思いますが、負担斤量60kgの方は重かったと思います。そして出来も上向いてこないようです。
もう7歳ですし、あの安田記念付近の神がかった一瞬の栄光を取り戻すことはできないのかもしれません。
 
全体としては、非常にハイレベルなレースでした。
上位3頭+ダノンヨーヨーはおそらく安田記念でも好走できる力を持っています。
どの馬も必ずしも安定して走れる馬ではないので、本番前に負けて人気が下がっても評価を落とさないことを忘れないでいたいと思います。