(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

きさらぎ賞レビュー・・・なんだかなぁ

うーん。
確かおととしの11月ごろにも同じような光景を見たような気がします。
しかも同じ京都で。。。
未勝利勝ち直後のリキサンマックスが予想以上に強かったことは確かでしょうが、それにしても、3番手以降の騎手たちは残り600m付近で2秒先を走っている馬に追いつけると思っているんでしょうか。
 
結果、一番最初に「これは放っておくと届かないのでは?」と動きだしたデムーロ騎手騎乗のトーセンラーが逃げたリキサンマックスをクビ差捉えて優勝。
出世レースのエリカ賞福寿草特別をともに僅差で落としていましたが、両レースともいいレースはしていました。
マイナス10kgの馬体重が気になりましたが、今日これだけ切れたというのはこのあたりの馬体重がベストである可能性もあります。
ギリギリの差し切り勝ちですが、長くいい脚を使っており、内容的には完勝と言って良いでしょう。
クラシック本番でも楽しみな馬です。
 
2着に大逃げのリキサンマックスが残りました。
確かに前半の600mを35秒3で走っているので、ちょっと速めのペースではありました。
しかしそれ以降の400mは200mおきに12秒4、12秒5とうまく息を入れました。
このあたりは柴原騎手の好プレーでした。
後続としてはこのあたりで差を詰めておくべきだったのですが、むしろこの400mでリキサンマックスと後続馬の差が開いています。
2番手のメイショウナルトのポジショニングが、本来他馬が取るべきポジショニングだったのですが、ここでメイショウナルトと3番手集団の差が1秒近く開きました。
このあたりでリキサンマックスと3番手集団との差が約2秒。
これは残り600mではセーフティリードに近いリードです。
直線では唯一追い込んできたトーセンラーに交わされましたが、2着を死守。
1800mを1分47秒6で走り、上がり3Fも35.4秒なので確かにこの馬もいいパフォーマンスを見せてはいますが、展開に恵まれた面が多分にあったのは否定できないところでしょう。
 
3着に小生本命、2番人気のオルフェーヴル。2着馬よりも残り600mを2秒2も速く走っているのですが、それで負けているというのは位置取りが決定的におかしかったとしか言いようがありません。
最後の伸びは一番良かったように、実力は発揮できています。
今日は位置取りに泣きました。
 
4着に1番人気のウィンバリアシオン。
この馬も2着馬より残り600mを1秒8速く走っているのですが、約3馬身届かず。
それほど切れると言う感じの馬ではないので、この馬こそ早めに動くべきでした。
後ろから来たオルフェーヴルにも交わされているので、少なくとも切れ味勝負では分が悪そうです。
メイショウナルトの直後ぐらいの位置取りの方が力を出せたのではないでしょうか。
 
5番人気に2着馬を2番手で追いかけたメイショウナルト
この馬のいた位置が勝負圏内でした。
直線もそれほど差を詰めておらず、この馬に限っては力負けだったと思います。
 
6着に4番人気のコティリオン
このスローペースを最後方からではどうしようもありません。
論外の、最初からレースに参加していないような位置取りでした。
良く伸びていますが、今日一番能力を出せなかった馬はこの馬でしょう。
 
逃げ馬以外は、実力通りの決着になった気がします。
関西では武豊騎手以外でペースを読める騎手が依然として不在のようです。
以前からそうでしたが、武豊騎手のいないレースは極端にハイペースになったり、その逆があったりと荒れる可能性が高かったのですが、未だにその状況が変わらないというのは寂しい限りです。