宝塚記念の枠順が発表されました。
いい意味で難解な一戦だと思いますが、一頭ずつ現時点での所感を書いていきます。
なお予想走破タイムは自作ソフト算出のものですが、週末雨予報なのでやや重～重程度の馬場を想定して記載しています。平均ペース前提のタイムですが、あくまでも目安です。
1枠1番 トーセンカンビーナ 予想走破タイム 2分13秒9
前走天皇賞は後方から差を詰め5着とそこそこの競馬をして、初GIながらそれなりの結果だったと思う。但しいつも出遅れて後方から競馬をする馬で、かつこのあたりの距離ではさほど実績もないのでこの相手は厳しいのではないか。時計のかかる京都のやや重で勝っており、馬場悪化はそこそここなしそう。
1枠2番 ペルシアンナイト 予想走破タイム 2分13秒1
マイルGⅠで実績のある馬。年齢とともにズブくなって適性距離はやや伸びていると思うが、もともと引っかかるところのある馬でもありさすがにこの距離はどうか。相手関係的にもやや厳しい印象。ハービンジャー産駒でもあり、そこそこの馬場悪化はこなせそう。
2枠3番 グローリーヴェイズ 予想走破タイム 2分12秒7
昨年の天皇賞春でフィエールマンの僅差2着し、昨年暮れの香港ヴァーズを快勝しているように能力はここに入っても見劣りしないと思う。やや引っかかるところもある馬だけにどちらかというと京都コースのように直線がある程度長くオン・オフをはっきりさせられるコースの方が良いとは思う。この馬の場合半年ほどレース間隔があいている点がどうか。重馬場は未知数ながら、走法がきれいな馬なのであまり向かなそう。実力はあり有力候補の一角ながら今回は取捨が難しい。
2枠4番 アフリカンゴールド
さすがにここでは厳しいと思うので詳細は割愛します。
3枠5番 サートゥルナーリア 予想走破タイム 2分12秒4
世代別GⅠを2勝し、その他にもGⅡをいずれも圧勝で2勝しているように能力の高い馬。阪神コースも問題ない。間隔をあけたほうが良い馬だけに、ローテーションも好感。無観客競馬もプラスになりそう。但し前走は圧勝ながら明らかに相手が軽く、天皇賞秋では6着、有馬記念も2着ながらリスグラシューには大きく離されてのものだけに断然の存在ではないとも思う。能力は高いが、もともと入れ込み癖があり時としてポカのある馬でもあり、断然の人気になるようならちょっと疑ってかかりたい。重馬場は未知数ながら、前足のかき込みが強そうな走法なのでそこそこにはこなすと思うが、切れ味が鈍るので極端な悪化はマイナスか。
3枠6番 トーセンスーリヤ 予想走破タイム 2分14秒0
前走新潟大賞典で重賞制覇。しかしながら軽い相手に54kgの斤量で勝ったもので、相手の強いここではレベル的に厳しそう。距離も1800ｍ～2000ｍが実績の中心なので、2200ｍのここではどうか。
4枠7番 ワグネリアン 予想走破タイム 2分12秒2
ダービー馬ながら古馬相手ではいまだ勝ち星のない馬。しかし古馬GⅠでも掲示板を外しておらず、能力的にはそれなりのレベルにある。前走の大阪杯も休み明けながらやや後方の位置取りから5着まで追い込んでおり、内容としては悪くはない。一度叩いて望むここは上積みが期待できるはず。重馬場のジャパンカップでも3着しており、悪い馬場もそれなりにこなす。
4枠8番 レッドジェニアル 予想走破タイム 2分13秒5
当該距離で重賞勝ちがあるものの、GⅠでは8,6,8着でちょっと足りない印象。前走の鳴尾記念でも差は詰めているもののGⅢで連に絡めない内容でここではどうか。重馬場も走法がきれいで切れを活かしたい馬だけにマイナスになりそう。
4枠9番 アドマイヤアルバ
さすがにここでは厳しいと思うので詳細は割愛します。
以上前半の9頭について見ていきました。
明日後半9頭について書いていきます。
