小生の中で、G1なのですが買ってはいけないレースというのがいくつかあります。
「買ってはいけない」というか、「当たることを期待してはいけない」というレースです。
まずジャパンカップ(JC)。最近は日本馬が圧倒していますが、外国馬が日本の芝にどれだけ適性があるのか分からず、また向こうで大レースを使ってきた後で、余力がない場合があったりするためです。
去年のコンデュイットはこのパターンですね。
過去を遡ると5歳時(当時は数え年)のオグリキャップ(数え年5歳時)、トウカイテイオー(数え年5歳時)、レガシーワールド(数え年5歳時)、テイエムオペラオー(5歳時)、などの名馬がことごとく敗れています。
そして、オークス。
本質的に、3歳春の牝馬に府中の2400mという距離は長すぎて、勝ちに行った馬が潰れてしまったり、着を拾いに行こうとした無欲の馬が浮上してくるなど、必ずしも実力を反映しない場合があることが一つ。
そうはいっても、そこに馬が走る限り馬券を買ってしまうのが馬券師の性。
小生の本命も上記3頭のどれかになると思います。
有力馬ではエーシンリターンズ、オウケンサクラは血統的には良さそうですが、いずれも引っかかる気性がネック。サンテミリオンは母父がマイラーのラストタイクーンがやあ心配。アグネスワルツは母父ヘクタープロテクターがどうか。トレノアンジェルはマイラーのタイキシャトル産駒では・・・
しかし、それでもその通りにならないのがオークス。
過去には桜花賞ですら引っかかって、とても勝負にならないと思われたスマイルトゥモローが勝ったり、どう考えても短距離馬っぽいイソノルーブルが逃げきったり・・・と、単純に距離適性とかではなく、本質はマイラーでも、現時点での完成度で勝ち切ってしまうこともあるので、またまたややこしくなってきます。
と、いうわけで、オークスで大勝負に出るのは危険です。という話でした。
一週間待てば、比較的毎年順当に決まるダービーがありますので、大勝負を賭けたい方はしばしお持ちくださいませ。