まあ、何と言いましょうか。
小生はこういう決着になるよなレースを、「交通事故」と呼んでいます。
要は展開のあやで、実力通りに決まらず、おそらく事前にどう考えても当たらない決着になるレースでした。
ペースが読める騎手の武豊騎手、安藤勝騎手、横山典騎手が後方に位置を取ったため、前にいた騎手たちは追いかけるにも追いかけられなかったのでしょう、３番手のリトルアマポーラに乗っていたスミヨン騎手は、欧州競馬はまずスローペースになるので、それでも「まあ、丁度いいペースだ」とのにんしきだったのでしょう。
しかし、それにしてもここまでペースが読めていない他の騎手の時間感覚は、ひどいものです。
ちなみに３コーナーから「これはまずい」とばかりに一番早く動いて行ったのは、後方にいた上記の３騎手でした。
クィーンスプマンテは予想欄で書いたように、残り目は十分あると思っていましたが、テイエムプリキュアまで粘るとは、ちょっと予想できませんでした。
クィーンスプマンテは、前走の京都大賞典で９着でしたが、残り100mまで逃げ粘っており、後ろが甘やかしてくれれば、今日くらいの走りはできる馬だと思います。今後も、展開次第では大レースで上位に入ることもあるかもしれません。
テイエムプリキュアは・・・さすがに前走、というよりこれまでの実績からちょっと買えませんでした。
正直、思ったよりも良く粘られました。昨日の雨で馬場が多少渋っていたことも好材料だったかもしれません。
ブエナビスタは、間違いなく一番強い競馬をしました。上がり３Ｆはなんと32.9秒！
普通の流れだったら、圧勝したでしょう。
小生はクィーンスプマンテとブエナビスタの馬連を持っていただけに、痛恨のクビ差でした。
４着のシャラナヤも頑張りました。ヨーロッパの競馬のように、道中我慢⇒直線勝負となった、今日の３番手以下の馬群がスローで流れたのが良かったのでしょう。
５着メイショウベルーガ。この馬もいい脚で伸びてきました。
重賞で勝ち負けできる力はありそうです。
２番人気ブロードストリートは６着。
良く走ったと思います。でもこの展開ではここまでが精いっぱいでしょう。
以下はあまりコメントすべきことはないでしょう。
８着以下は「ハナ」「クビ」のオンパレードで、とてもこの結果から馬の能力を推し量れるレベルではありません。
交通事故に終わった今週の結果はあまりひきずらず、来週に目を転じましょう。
天皇賞馬カンパニーが、自身の有終の美を飾るべく、マイルＣＳに出走してきます。
８歳にして今が絶頂期のようなので、必ず好勝負してくれるはずです。
