(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

ユウト退院&小児科病棟雑感

週末はお馬さんネタになってしまったので、ちょっと間隔が開いてしまいましたが、ユウトは先週金曜日に無事退院しました。
12月に結果を聞きに行く予定です。本人は退院後も至って元気です。


ところでユウトが入院した小児科病棟は感染症以外の子供の病棟だったのですが、ユウトのような単なる検査入院の子から、小児がんの子まで、実に色々な病状の子が入院していました。別に患者同士(というか母親同士)で子供の病気の話をするわけでもなく、また聞くこともないのですが、何も言わなくとも、時間の経過につれてどのような病気の子か自然に分かってきます。

一番多かったのは、小児がんの子のようでした。抗がん剤治療のため、頭髪がほとんどない子が多かったです。子供たちは長期入院なのか、そうでなくとも病院と自宅の頻繁な行き来なのか分かりませんが、病院にはすっかり慣れていて、同じ境遇の子供同士で仲良く遊んでいました。

小生の母も2年前にがんで亡くなったので、がんがどういう病気で、どのように進行していくのかはある程度分かっているつもりです。母は57歳で亡くなって、それでもまだまだ元気でいて欲しい年齢で、天寿を全うできずに残念という思いがありました。

しかし、ここにいる子供たちはやっと10歳になったかどうかの年齢です。その子達が、がんという大病に真っ向から立ち向かっているのです。天寿云々というレベルの話ではなく、ただ、普通に生きることを、無上の幸福として、日々闘っているのです。

小児がんについてはたまにテレビ番組等で報道されていますが、そういう世界が小生のすぐ近くに、日常の風景としてあることに正直言って驚きました。そしてそういう境遇の子と、その母親を見ていると何ともいえない、胃袋をキリキリと締め付けられるような気分になりました。

今ここで子供と遊んだり、妻と話をしたり、仕事をしたり・・・そういった普段通りの日常の営みの1つ1つが、どれだけ幸福であることか・・・また、日常の生活の中での不愉快な出来事・・・上司に怒られたり、仕事がうまく行かなかったり、子供がわがままを言ったり・・・普段不快に思っていることが、どれだけ小さいことに過ぎないかを、教えられたような気がします。

先週ユウトと妻の見舞いに行っては、そんなことを考えていました。今は只々、小生に大切なことを教えてくれた、病棟で出会った子供たちが、病魔に打ち勝つことを、祈るのみです。