(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

ローズS2020回顧

順番が前後しましたが、ローズSを振り返っておこうと思います。

 

<馬場>

雨が降って若干時計がかかった前週とは打って変わってかなりの高速馬場となった。外を回って後方からくる馬には厳しい馬場となった。

 

<展開>

1000m通過1分0秒9でややスローペース。前残りの高速馬場も相まって、後方組には苦しいペースだったのではないか。

 

1着 リアアメリ

好スタートから好枠を活かして先行。2歳時、春先は先行できず、他馬を気にする感じがあったが、しっかり折り合って先行し、他馬にかぶせられてもひるむ様子もなかったのは大きな成長。直線は難なく抜け出して快勝したが、もともと地力はありながら不器用でGⅠでは結果が残せなかった馬だけにこのレースができればこの結果はある意味当然とも言える。馬体が戻ったのも好材料。デアリングタクトは強いが、一叩きの強みもあり、同様の競馬ができれば秋華賞本番でも十分に期待できる。

 

2着 ムジカ

道中は中団やや後方の内側をロスなく追走。直線は馬群を捌いて良く追い込む。リアアメリアには完敗ながら、良い脚を使っておりフロックではなさそう。1勝クラス2着からの参戦だけに買いにくかったが、春から成長しているということだろう。本番では他馬がさらに良くなってくるだけにこれ以上となるとどうかとは思う。

 

3着 オーマイダーリン

道中は中団やや後方の内側、ムジカの後方から進む。直線も外に出さずリアアメリアの通った内から2頭目からうまく抜け出す。今日の馬場を利した感じの好騎乗。この馬もマイルの1勝クラスをハナ差で制しての参戦だっただけに買いにくかったが、シンザン記念4着もありそこそこ実力はあったということだろう。但しローズSは非常にうまく乗られての結果だけに、本番でこれ以上は望みづらいように思う。

 

4着 デゼル

いつものように後方からの競馬。直線は大外を回って追い込む。メンバー中1番の脚を使ってはいるが、今日の馬場、展開ではこれが精いっぱいだろう。むしろ力任せの競馬で良くここまで来たと言える。馬体が戻っているのは好材料で、本番では展開次第で上位食い込みも十分にあり得る。

 

5着 クラヴァシュドール

馬体を大幅に増やしてきたが、阪神JF時より6kg重いだけなので戻ったもので太いということはなかったと思う。中団から競馬を進めるが、道中はずっと外を回る形。直線も外を回る。もともと切れる感じの馬ではなく器用さを活かしたい馬だけに、今日の馬場、展開でずっと外を回って差し切るのは難しかったと言える。元来器用な競馬ができる馬でもあり、内内を立ち回りロスを極力抑えた競馬ができれば本番で巻き返しもあり得ると思う。

 

6着 リリーピュアハート

中団外からの追走。直線はクラヴァシュドールの外へ。非常に手ごたえ良く回ってきたが、直線ではスッと反応せず。最後差を詰めてきてはいるので、スパッと切れる脚がないということなのだろう。賞金的に秋華賞は厳しそうだが、2400mでも勝ち鞍があるように容易にバテない馬なので、牝馬相手なら重賞でも十分にやれそう。

 

7着 アカイイト

ほぼ最後方から。道中は内にこだわって進み、直線も内へ。一瞬追い辛い場面はあったが、一瞬3番手付近に上がる場面もあった。最後は他馬に飲まれたが、藤岡佑騎手は非常にうまく乗ったと思う。

 

8着 フィオリキアリ

中団からの競馬。4コーナーではバテたウーマンズハートの直後におりやや下がってしまい、直線ではやはりバテたヤマニンプティパの後におり一瞬進路がない感じで追い辛くなった。それでも前が開いてから伸びてきたが、もともと切れる馬でもなく後方の切れる馬に交わされた。4コーナーから直線にかけて動きづらい場面があり、まともなら掲示板はあったように思う。秋華賞に出られるようなら大穴で相手に入れても面白そう。

 

11着 フアナ

ダッシュがつかない感じで後方から。今日の馬場、展開であそこからでは辛かったと思う。直線も若干ごちゃつく感じはあったものの、それにしても伸びず。このレースに限れば完敗の形。フローラS、前走の走りから見ると凡走した感じなのでこの一戦だけでは何とも評価しづらいところはある。1番人気はさすがに過剰人気だったとは思うが、一方でもう少し走れる馬ではあると思う。