毎年難しいレースです。。。
勝ったのは２番人気のダノンヨーヨー。
それほど速くないペースにしては、かなり後方からの競馬でした。
そして直線は大外へ。
まだ先行勢が残っているところに、唯一後方から突っ込んで、１馬身余りの差をつけてゴール。
上がり３Ｆは３３秒５とかなりいい脚を使っています。
他の上位入線馬は内から来たことを考えると、今日の内容は完勝と言えると思います。
２着は内から差しこんだ、波乱の立役者ライブコンサート。
京都金杯の勝ち馬ですが、ここのところ不振でした。
休養を挟んで、調教の動きが良かったように、体調が上がっていたようです。
それに加えて、やや遅めのペースで先行したのも功を奏したようです。
それにしても馬券に絡むとは思えませんでしたが。。。
開幕週に雨が降ったこともあって、内側は例年よりちょっと荒れていて、荒れ馬場が得意な馬の内突きが今年の東京のトレンドなのかもしれません。
３着はこれも人気薄のガルボ。
シンザン記念を勝って以来、ずっと不振でした。
単なる早熟馬なのかなと思っていましたが、よくよく考えればシンザン記念は結構強い勝ち方で、その後はぶっつけでＧ１路線、前走ラジオＮＩＫKEI賞ではトップハンデ５７ｋｇを背負って、セントライト記念で上位に来たアロマカフェ、クォークスターらに０．７秒差と、理由のある負けでした。
従って、Ｇ３レベルでは好勝負しておかしくない能力を持っていながら、注目されないエアポケットに入っていたというわけです・・・が、小生は事前には見えていませんでした。
それにこの馬も遅めのペースで２番手を追走できたことが良かったとも思います。
４着に１番人気のリルダヴァル。断然人気でしたが、期待に応えられませんでした。
やはり２走ボケなのか、この程度の実力なのか、このレースだけでは何とも言えません。
惜しかったのは１年ぶりのレースで５着のブレイクランアウト。
いい手応えで直線を向き、馬群を縫っていい伸びを見せましたが、直線半ば付近で前が詰まってしまいました。
そこからまた外へ出して伸びましたが、まともなら２着くらいはあったかも知れません。
次走に期待です。
６着にスピリタス。出遅れましたが、それほど致命的ではなかったと思います。
しかし道中はぽつんと最後方。
このペースでこの乗り方では、いかに府中の直線が長いとはいえ、勝てません。
次走巻き返しに期待です。
小生対抗指名のセイクリッドバレーは７着。道中は中段の最内、直線も内を突きました。
入って行くスペースはあったと思うのですが、馬が入って行かない感じでした。
あまり馬群の中で器用に立ち回れるタイプではないのかも知れません。
最後に外に出してからは、良く伸びました。
２着が多いように、勝つための乗り方が難しい馬です。。。
４コーナー付近で引っ掛かってしまったのか、一気に脚を使ってしまいました。
直線坂下でも伸びそうな感じでしたが、結局あまり伸びず、逆に後ろから来た馬に抜かれる始末。
やはりマイルはやや長い感じがします。
乗り方と展開一つでこなせそうな感じはあるのですが・・・
もっと楽に行けるかと思いましたが、ガルボが絡んできて、しかも予想外に伸びたために早めに仕掛けざるを得なかったのが誤算でした。
それでも残り１Ｆまで２番手に粘っており、それなりに力を見せました。
マイルＣＳで単騎逃げが打てるようならば、再度上位争いする可能性もあると思います。
４コーナーで上がって来た時にはオッと思いましたが、結局伸びませんでした。
５９ｋｇの斤量もありますし、毎日王冠から中１週では良くなってこないのでしょう。
但し安田記念前は時期的に馬が旬を迎えている感じがしたので、再びＧ１で勝ち負けできる馬に戻れるかどうか、年齢もあり微妙なところです。
ニューヒーロー誕生の一方、古豪敗退のレースでした。
ダノンヨーヨーの勝ち方がかなり強かったことは覚えておいた方が良さそうです。
