気象予報士の男性が試用期間中に過労で自殺したそうです。
何でも試用期間中に激務を課され、その挙句本採用は難しいと告げられたとのこと。
不況が故の企業の新規社員採用数の難しさ、それによって起こる人材不足を残業、非正規社員に回し、それで下っ端はますます疲弊するという、現代を象徴するような事件ですね。
何より、まだ25歳と若いのに死を選ばざるを得なかったということに、心が痛みますね。
自殺は厚生労働省発表の平成20年度の統計で死因の第7位。
ちなみにその前の年の平成19年は6位でした。
そして、ここが大事、というか小生はビックリしたのですが、20歳~44歳くらいまでの男性、15歳~34歳くらいまでの女性の死因のトップは、自殺。
つまり一番働き盛りで、世の中を支えている実働部隊の一番の死因は自殺だということです。
その上に、その大半は20歳~40歳までの働き盛り。
そういう認識を持っている人はほとんどいなさそうですが。。。
国家予算が火の車なのは良く知っているつもりですが、年度末に意味があるのかないのかわからないような道路工事をするよりは、財源をこっちに回して、医師の数や心療内科の数を増やしたり、カウンセラーを増やすとかの方がよっぽど世のため人のためになると思います。
だからそもそもうつ病っていうのがどういう病気で、自殺につながる可能性があって、実際に年間これだけ働き盛りが死んでいて、これは働き盛り世代の死因では一位なんだぞ、ということを社会的に啓蒙して欲しいと思います。
公共広告機構に投書でもしてみようかな。。。