(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

馬の「成長」と「旬」

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4開催終えての成績です。4開催目は回収率53%とかなり苦戦しました。
全体で見れば139%ではありますが、開催変わりで奮起したいところです。
 
さて、前回の競馬理論ではその馬の「旬」あるいは「成熟期」を見極めて馬券検討に活かそうという話をしました。
しかし、これはあくまでもレースでの活躍をベースに検討するものであったので、誰でも比較的簡単に入手可能な情報であるために、そもそもその要素が他の人にも把握され、オッズに反映されてしまうために、確実ではありますが、これだけで他の人よりも抜きんでて儲けられるわけではありません。
 
不確実な情報ではありますが、レースなどの過去情報からではなく、走る馬を見つける方法がいくつかあります。代表的なものとして、①調教時計 ②血統 ③馬体重 の3つが挙げられます。
 
①調教時計は説明するまでもないことですが、馬の調教でのタイムです。
例えばこれまで販路で800mを54秒台が精一杯だった馬が、53秒台で走れるようになった、また同じ54秒でもこれまでは鞭を使って精一杯に追って54秒だったのが、馬なりで同じタイムで走れるようになった、などということです。
具体例としては、ダイワメジャー皐月賞勝利です。この馬はもともと調教では走る馬でしたが、皐月賞の追いきりで特にこれまでで最高の動きを見せました。しかし、1勝馬で、スプリングS3着がこれまでの最高の実績であった程度なので、10番人気と人気薄でした。実際には1番人気のコスモバルクを退け、快勝しました。これはスプリングSから皐月賞の間に大きく馬が成長したためですが、おそらく調教時計意外の要素からではこれは判別が難しかったのではないかと思います。
同じ意味で、タイムには表れないものの、馬の動きも挙げられます。
飛びが大きくなった、硬かった動きが柔らかくなった、首をうまく使って走れるようになった、等です。
 
②血統・・・小生はあまり血統論者ではありませんが、血統によって成長の仕方、ピークを迎える年齢、適合するレースの条件がある程度予測できます。
例えば、ダンスインザダーク産駒は若いうちは腰に利からが付き切っていないが、加齢とともに腰に力をつけ、活躍できるようになる、オペラハウス産駒は晩成型で力を要する馬場が得意である、などです。オペラハウス産駒では、6歳のトーセンクラウン中山記念圧勝、同じく6歳のテイエムアンコール大阪杯勝ちなどは記憶に新しいところです。一般的に6歳に入ると、それ以上の成長は少なく、やがて衰えて行くのですが、オペラハウス産駒に晩成型の馬が多いことを知っていれば、両馬とも6歳でも成長を続けていて、生涯で最も活躍する時期を迎える可能性がある、ということが分かります。
 
③馬体重・・・そのままです。特に2歳、3歳の若い馬は馬体重が増えている=成長している、という可能性が高いです。逆に馬体重が減り続けているような馬は、少なくとも肉体的にはあまり成長がないと考えて良いでしょう。但し単に馬体が太いだけという馬もいるので、パドックでそれほど太くはないことを確認した穂が良いでしょう。ポイントとしては腹周りのカーブ、馬体のつや、アバラ骨がやや見えるかどうか、馬体の動きはどうか、などです。なれないとこのあたりの判断は難しいのですが、例えば上記①との兼ね合いで、調教を十分に積んでおり、動きも良い。それでも馬体重が増加している、などの場合は成長している可能性が高いと言えます。
逆に中間の調教が軽めなのにもかかわらず、馬体が減っている場合には体調があまり良くなく、少なくとも成長している可能性は低いと言えます。
但しこのあたりは個体差があるので難しい部分もあります。
例えばディープインパクトは、新馬戦の452kgが最大馬体重で、以降はいずれも430kg台~440kg台でしたが、ご存じの通り偉大な成績を残しています。
 
以上、競走成績以外から見つけられるその馬の「旬」「成長」についてでした。
このような情報を頭に入れておけば、2歳~3歳の伸び盛りの人気薄の馬を見つけられる可能性が高まるでしょう。