１番人気、小生本命のヴィクトワールピサが期待にこたえて勝ちました。
スタートはそこそこだったと思いますが、行き脚が付かず、１コーナーを回るあたりでは後方から３，４番手。
ちょっと後ろ過ぎるんじゃないか？と正直思いました。
道中は終始内内を追走し、ペースが緩んだ向こう正面付近で最内で徐々にポジションを上げて行きました。
このあたりはさすがに岩田騎手、うまかったと思います。
直線を向くころには７番手の最内まで押し上げましたが、最内を追走していたのでやや前が空くまでに時間がかかりました。というか、普通の馬だったらここで終わるところでしょう。
ヴィクトワールピサは逃げるバーディバーディの内、ハンソデバンドの前の最内に進路を取り、やや強引に入り込んで行きました。ハンソデバンドはバテていましたが、これがなければシンガリ（ビリ）にはならなかったと思います。
後はヴィクトワールピサは持ち前の瞬発力を爆発させるだけ。
直線の最内はかなり荒れていたと思いますが、それをものともせず、後続との差を広げ、２着に１馬身半差をつけたところがゴール。
今日も着差以上の強さを見せました。
ダービーでは断然の一番人気になるでしょうが、２冠の確率はかなり高いのではないでしょうか。
２着争いは熾烈でした。ハナ差で制したのはヒルノダムール。
この馬も後方待機策でしたが、勝ち馬とは違い大外を回って来ました。
内側がごちゃついていたので、大外を回る選択は悪くなかったと思います。
勝負師藤田騎手らしいコース取りでした。
この馬の力は出し切れたのではないでしょうか。
この馬も、血統的にダービーでも問題ないでしょう。
しかしこれまでより後方の位置取りから、直線は馬群を割って、一旦は２着を確保したかという素晴らしい伸びを見せました。
結果的に３着でしたが、中間順調さを欠いたことを考えると、かなり強い競馬をしたと思います。
ダービーに向けて、最も上積みが期待できる馬でしょう。
４着に２番人気、２歳王者のローズキングダム。今日もマイナス６ｋｇの馬体重で、デビュー以来馬体が減り続けていました。それでも中段追走から馬群を割ってきわどい２着争いに加わり、一応の力は見せたと思います。
馬体が戻っていればダービーでも期待できると思います。
５着にアリゼオ。もっと先行するかと思いましたが、中段付近からの追走でした。直線で先頭集団に並びかけ、内側を走る馬を締めるように、内に切れ込みながら先頭に立った・・・と思われたところで内からヴィクトワールピサ、外からローズキングダムとエイシンフラッシュに抜かれて、５着。
今日は道中ずっと外を回り、また正攻法で勝ちに出た分、終いがやや甘くなってしまいました。
それでも現状のこの馬の力は出し切れたと思います。
競馬は最内を先行して勝ちに出るという正攻法。総じて勝ちに出た馬のほとんどが直線バテたのですが、この馬は良く粘りました。
血統的背景とやや引っかかる気性から距離延長は微妙なところなので、できればNHKマイルCへ向かってほしい馬です。出走すれば、必ずく勝負できる馬です。
小生穴馬指名のゲシュタルトは７着。それでも、２番手追走から淀みないペースを良く粘りました。
ダービーでも前残りの流れになればチャンスがありそうです。
その他では４番人気のエイシンアポロンは１１着。前走重馬場、2000mを克服したかに見えたので、ちょっと意外な惨敗でした。騎手コメントなどを聞かないと何とも言えませんが、2000mでも、淀みない流れで勝ちに出て粘れるほどの底力はなかったのかもしれません。あるいは故障か・・・今日はいつもの力を出し切れなかった印象があります。
ダービーに向けて、ヴィクトワールピサ１強の勢力図が明確になった１戦だったと思います。
２番手争いは今日の上位馬に別路線組のダノンシャンティなどが加わって、大混戦です。
ダービーは軸が堅くても、難しいレースになりそうです。
ちなみに馬券の方は的中。人気馬からなので大した儲けにはなりませんでしたが、堅いところはしっかり取って行くのも大事ということで自分を納得させています。。。
