(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

【ロゼワイン】ひるぜん・ロゼ

またまた久々のワインネタになってしまいました。
さて、今日は国産ワインをご紹介します。
小生が出張で岡山に行った際に買ってみたワインです。

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名称:ひるぜん・ロゼ
Type:ロゼ  Vintage:2005
生産者:農業生産法人 ひるぜんワイン有限会社
ぶどう品種:山葡萄(やまぶどう)、甲州 
価格:1,000円程度(ハーフ)

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通常ロゼワイは赤ワイン用の黒ぶどうを圧搾して、ジュースのみを取り出して発酵させるか、赤ワインの醸造の過程で、黒ぶどうを軽く圧搾し、種などは取り除いて発酵させるか、のどちらかの方法を取りますが、このワインは黒ぶどうである山葡萄と、白ぶどうである甲州を混醸して作っています(ちなみにフランスなどではこの方法を使用してよいのはシャンパーニュ地方のシャンパンに限定されています)。

ロゼワインとしては色はやや濃い目(ボトルのみの写真ですみません)で、薄い赤ワインの色に近いです。
アロマ(第1香)は山葡萄の主張が強く、黄桃、ラズベリーの香りの中に、いちごや柘榴(ざくろ)のような、軽い酸味を予感させます。ブーケ(醸造香)もやはり酸味を予感させる香りですが、その中に甲州種独特の枯葉のような香りをかすかに感じます。

飲み口はソフトで、中口といった感じでしょうか。安い国産ワインの、ぶどうサワーのような味わいとは違い、ワインとしてのうまみが乗っています。山葡萄が爽やかな酸味と果実味を与えられ、甲州からワインの柱となるような芯の強さ、切れ味を与えられています。本格的な味わいとなっているのは甲州種の影響が大きそうです。とはいえ非常に飲みやすく、渋みもあまりありません。
このワインのハイライトは、なんと言っても山葡萄の味わいです。山葡萄を使ったワインは他にあまりないと思いますが、その野性味とも言える果実味、ふくらみ、甘酸っぱさはちょっと他のワインにはない感覚です。

アルコール度数は11.5%と国産ワインとしては比較的高めですが、それほど強いという感じはしないので、調子に乗って飲んでいると気がついたらへべれけということもあるかも知れません。。。
ロゼで比較的酸味があるので、やや味付けの濃い魚料理や、それほど味付けの濃くない肉料理と好相性です。

ワインはあまり飲んだことはないけれども、ちょっと試しに飲んでみたいという方や、酒は国産以外飲まん!という方に、是非おすすめしたいワインです。
日常的にワインを飲んでいる方でも、その独特の味わいを楽しめると思います。
さすがに岡山までは行かないし・・・という方には、通販もあるようです。
「ひるぜんロゼ」で検索するといくつか出てくると思います。

小生の素人的評価 7.0(10点満点)
★★★☆