(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

久しぶりに働いちゃいました。でも・・・

仕事が終わったのが10時。家に返って晩飯を食べたらこんな時間になっちゃいました。
まあ、健康な頃はこういう毎日が当たり前でしたが、復職後では珍しくなりました。
これは単に小生の病気のせいだけではなく、こういうご時世なので会社が事実上の残業規制を行っていることも影響しています。

おそらくこのご時世、どこの会社でも同じかも知れませんが、「残業するな。でも仕事の質は落とすな」というナンセンスに満ちた指示がわが社にも押し寄せています。
まあ小生としてはどちらにしても、体調的に長時間勤務は無理なので、ちょうどいいのですが。

最近思ったのが、病気にかかったのがこういうご時世で良かった、ということです。
もともと小生はずっと今の会社に在籍するつもりはなく、タイミングを計って転職 or 独立を考えていたのですが、仮に健康でもこのご時世に会社をやめる、独立するという行動には出られなかったのではないかと思ったわけです。

小生はもともと「出世したい」とか「金持ちになりたい」という願望は多分一般的な人よりない方だと思っていますが、ある意味完璧主義者(というのは100%やり遂げるか全く何もしないか、という選択肢しか持っていない人のことを指す言葉だと思っています)なので、さほど仕事が好きでなくても、一応やるからには他の人以上の成果を残さないといけない、と思っていました。

しかし最近、病気になり、時間を経て価値観が大分変わりました。というより、今の自分に対する評価とか、病気になったことによる肯定的な面を感じられるようになってきました。
病気になって「小生の人生に出世という選択肢はなくなった」「人生の転機を逃した」「能力が落ちて、使えない人間になってしまった」というようなマイナス面しか捉えられなかったのですが、今は「仕事は人生の一部に過ぎない」「早いタイミングでそういうことに気付けて良かった」「精神的にも体力的にも無理してまで働いても得るものは少ない」などと考えるようになりました。
そういう意味でも、長時間労働をしないようにとの会社のお達しが今の自分のライフスタイルに合っていて良かったとも思います。

そういう風に考えるようになってから、病気の治り方の速度が上がったような気がします。少なくともここ2,3年で今が一番、動けるようになったという実感があります。もちろん、多少の山、谷を繰り返しながらではありますが。

価値観は十人十色ですから、いろいろなものの見方があるとは思います。
しかし、やはり今の日本人はちょっと働き過ぎではないでしょうか。あるいは働き過ぎであったのではないでしょうか。

今日の帰りの電車もすいていました。2,3年前なら帰宅する人、一杯飲んだ人で、すし詰め状態だったと思います。
この不況は神様が「そんなに働いてどうするの?」という問いに対して考える時間を与えてくれているような気がします。

仕事以外にも、家族と過ごす時間、自分の余暇の時間、休息の時間・・・と人生に潤いを与えてくれる時間があるはずです。
最近はそんなことを考えるようになりました。