久々におすすめワインの紹介です。
単に画像を取り込むのが面倒なだけだったのですが。。。
これからは週1回程度おすすめワインについてアップしていく予定です。
さて、今回はフランス・ボルドーのワインです。
ある日、会社帰りにふらっと寄った高級スーパー(デパ地下の類です)で、おすすめ品としてワインが山のように無造作に置いてありました。
この店ではそういう特売品ぽく積まれているものの中に掘り出し物が多かったりするので、ちょっとのぞいて見ました。
ボルドーの赤ワイン・・・どちらかというとブルゴーニュのピノ・ノワール種から造られたワインをこよなく愛する小生としては、あまり関係ないかな、と思いつつ、ボトルを手に取って、詳細を見てみました。
”Saint Emilion”(サンテミリオン)の文字がまず目に入りました。サンテミリオンといえば、メルロー種を主体とした、ボルドーの中でも世界的に評判の高いワインを数多く産出している地域です。
小生はメルロー種の繊細なワインも好きなので、オッと思ってさらに詳細を見ました。
すると「サンテミリオン・グラン・クリュ」と書いてあるではありませんか。
グラン・クリュとはそのワインに使用されているぶどう畑が、特級の畑で栽培されたものであることを意味します。しかも、ヴィンテージは1997年と、年代物の良く熟成されたワインです。
「なにィー これは飲むべきワインだ!!」
と思い値段を見ると、なんと1,300円台。
格の高さに見合わないこの安い価格を見て「ホントにいいワインなのか?」と返って不思議に思いながらも、購入してみました。
早速抜栓。コルクからは良く熟成され、深い味わいを予感させる香りがしました。
ワインの香りはやはりブルーベリー、カシスのような深い香りの中に、シナモンのようなメルロー種特有のスパイス香がしました。
で、試飲。ぉおおおお~!うまい!うまい!!うまい!!!やっぱりサンテミリオンのグランクリュは伊達じゃない!
飲み口はやわらかさの中にも、しっかりとしたコクがあり、それでいて繊細な味わいの中にぶどうそのものの「うまみ」が感じられ、次第に砂浜の波が引いていくように、スッと渋みが引いて行きます。
いいワインは、飲んでいる最中にいくつもの味を感じさせてくれます。
味的には1万円出してもいい位の味わいで、1,300円台っていうのは何故?とますます疑問。
小生の鋭意調査の結果、どうも1996年にグラン・クリュに格上げされたばかりで、また1997年のボルドーの赤ワインは必ずしも当たり年ではなかったためのようです。
これ以降のヴィンテージのものは、やはり少々お高くなっているようです。
小生のワイン人生の中で、最もおいしく、かつお値打ちのワインでした。
少々値が張っても、おすすめしたいワインです。
特に2,000円以下で売っていたら、赤ワイン党は買うべし!飲むべし!!
小生の素人的評価
★★★★☆ 9.7(10点満点)