(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

【サッカー日本代表】コスタリカ戦感想・選手採点

前半嫌な感じで点を取られたのでどうなる事かと思いましたが、結果3-1の快勝でした。
全体的に良くも悪くも日本らしいサッカーができたのではないかと思います。
 
スターティングメンバーは1トップに大迫を起用。
その他では右MFに大久保、ボランチの一角に青山、左サイドバックに今野を入れてきたあたりがいつもと違うところでした。
前半立ち上がり直後こそちょっとバタバタした感じがありましたが、徐々に日本のペースに。
コスタリカも守備に人数はかけて来たものの、マークそのものは比較的ルーズで日本らしい細かく正確なパス回しで攻撃を展開。
大迫、大久保、本田が次々に決定機を迎え、ほぼ圧倒する展開に。
しかしいずれも枠を捕えられなかったり、キーパーに処理されたりと決め切れず。
 
こういう時に決め切れないと嫌な展開になるのがいつもの日本。
やはりというべきか、相手はW杯出場国。
右サイドから相手のカウンターを受け、ワンチャンスを相手に決められて先制される展開に。
このまま前半終了し、嫌なムードで後半を迎えました。
 
コスタリカは相手国には失礼ながら、もしグループリーグで当たったら、決勝トーナメント進出のためには必ず勝たなければいけないレベルの相手。
練習試合とはいえここで星を落としているようでは・・・と思った後半、日本らしい連携から次々にゴールが生まれました。
 
まずは後半15分、遠藤がペナルティエリア内に上がったところに本田からパス。
これをダイレクトシュー露で、1-1の同点に。
本田ー遠藤の間には内田がいましたが、スルーして遠藤をフリーにするプレーもきいていました。
 
そして後半35分、香川が柿谷とのパス交換でゴール前に抜け出し、柿谷のリターンパスはやや脚元に深く入ってしまったものの、香川らしいボールコントロールでゴール右隅にコロコロゴール。
 
駄目押しは後半ロスタイム2分、右サイド岡崎の折り返しから柿谷がゴール。
いずれも日本らしい細かいパス交換からのゴールで、攻撃面では日本らしさを存分に発揮したと言っていいと思います。
キプロス戦よりも先週のコンディションは若干上向いた印象で、カウンターの時以外の連動したボールの追い込み方、攻撃にかかった時の3人目の動きだしもあり、運動量で相手を上回ってもいました。
 
気になったところはやはり前にかかったところでカウンターを食らった時にバランスを崩すところ。
またマークがずれるところ。
日本のコンセプトはボールを支配して攻撃を継続し、それによって相手攻め倒すことにあるのでこういうリスクはある程度仕方ないとも言えますが、失点シーンは両サイド、両ボランチとも前にかかっていて、いかにも人数不足に陥っていました。
このあたり、前半はいつもとやや異なる組み合わせのメンバーだったので連携不足だった面もあるでしょうが、前にかかっていてもどちらかのサイドは残る、どちらかのボランチは守備をケアする、などの約束事があるはずなので、そこを忠実にやり切るしか対策はないのかなと思います。
あとは若干球際の激しさが足りない気がするので、特にテクニックのある相手には人数的劣勢の時は特にファウルでも止めに行く意識がもっとあってもいいのかもしれません。
 
全体としては日本らしさはしっかり出せたことで、W杯本番に向けていろいろ確認でき、また結果も伴ったことで良かったのではないでしょうか。
 
以下、各選手の採点です。
 
川島 永嗣 6.0 失点シーンはほぼノーチャンス。安定した守備を見せたが、フィードがやや不安定で、GKからのキックがそのままタッチラインを割ってしまうことが何回か見られた。個人的にはよりフィードが正確な西川の方がこのチームにフィットしていると思うのだが・・・
 
森重 真人 6.5 失点シーンは結果的に簡単にクロスを入れられてしまったが、それ以外は安定した守備。何回か最前線の大迫に直接正確なフィードを供給した場面があり、チャンスを演出した。このチームのコンセプトに合っているし、完全にDFの主軸となった。
 
吉田 麻也 6.0 ほぼ安定した守備を見せていたが、ところどころ判断の遅れで相手にチャンスを作られそうな場面も見られた。このあたりはやや試合勘の欠如か?
 
内田 篤人 6.0 今日は後半途中までプレー。遠藤の得点を演出したスルーは見事だったし、後半あの時間まであのエリアに上がって行けていたこと自体豊富な運動量を示すもので、復調を印象付けた。ただ、いつものキレキレのウッチーにはまだもう一歩という感じもあるが。

今野 泰幸 6.0 ほぼ安定していたし、オーバーラップも見せていたが、ここは仕方ないのだがやはり長友と比べると突破力は劣る。ただ長友が疲労した場合や、長友を攻撃のために一列上げたい時などのオプションとしては十分に機能しそうなところは示した。

長友 佑都 7.0 後半途中からの出場。動きからはコンディションに問題はなさそうで、何より。決定的な仕事はできなかったが、積極的な飛び出し、スピードあるドリブルで相手を振り切る場面、強烈なミドルシュートで相手をノックアウトするシーンがあり、存在感は十分に示した。香川との左サイドはお互いに1人で突破できるので、左サイドでボールを持つとワクワクさせられる。
 
酒井 宏樹 5.5 後半途中から。ちょっと守備面でバタバタするところもあり、安定感では内田の方がやはり上。しかしコンディションは良さそうなので、内田に代わって本番で出場するシーンもあるだろう。
 
青山 敏弘 6.5 前線の選手を常に良く見ている感じで、何回か決定的なパスを出し、持ち味を見せた。ただ守備面ではやや連携面が怪しいところもあり、そのあたりは今後の課題か。
 
山口 蛍 7.5 キプロス戦に続いてフル出場。何度か鋭い出足でボールカットし、守備から決定的なシーンを演出した。すっかり日本の中盤の要となった印象。
 
遠藤 保仁 7.5 チャンスに前線に進出し、同点ゴールを落ち着いて決める。青山と違うところは、試合の流れ全体を読んで落ち着かせるべきところは落ち着かせ、試合に緩急を作ることができるところ。このあたりはさすがにベテランで、遠藤以外にはできない仕事と言えるだろう。
 
本田 圭佑 6.0 マークが厳しかったせいもあるだろうが、ボールのおさまりが以前よりも悪い印象。ただキプロス戦と違ったのは、今日は比較的簡単にさばいて連携を促進させたところ。決定的仕事は遠藤へのパスくらいだったが、悪くはなかった。ただ決定機をミスしてしまったし、全盛期のフィジカルや動きの鋭さはない感じだったので、よりコンディションの上昇を期待したいこともあり厳しめにこの点数に。
 
香川 真司 7.0 キレキレとまでは行かなかったが、随所にらしい動きを見せた。ゴールは難しい体勢でコントロール下香川らしいゴール。90分しっかりできたことも収穫ではあるだろう。本田同様、より以上のコンディション上昇を期待したい。

大久保 嘉人 6.5 絶好調という感じで、動きまわって相手を撹乱。決定的なチャンスを迎えるシーンもあった。ただ若干バランスを崩す印象があり、このあたりこの代表ではは岡崎に一日の長があるか。やはりスーパーサブとしての投入が良さそう。

岡崎 慎司 7.0 後半からの投入ながら、何度も決定機も演出。今季のブンデスリーガでの好調を継続していた。柿谷のダメ押しゴールも演出。今日も攻守に走り、らしさを演出。このまま順調に本番を迎えてほしい。
 
大迫 勇也 6.5 何度か決定的なシーンを外してしまったが、前線のポストとして機能。このチームのコンセプトに合っていたとは思う。今日は決め切れなかったが、スターティングの1トップとしては個人的には大迫を推したい。柿谷との採点の差は決めたかどうかの差。
 
柿谷 曜一朗 7.5 後半途中からの投入で、香川の得点をアシスト。また後半ロスタイムにダメ押し点。FWらしく直接得点に絡む活躍を見せた。必ずしもずっと周囲とフィットしていた感じはなかったが、とにかく結果を出した。脚元の技術がしっかりしており、いやらしいドリブルもあるので、今日のように後半途中の投入がいいのかもしれない。