(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

【サッカー日本代表】ベラルーシ戦感想&選手採点

日本の各選手の前半の立ち上がりの動きはセルビア戦より良かったですし、審判のジャッジもセルビア戦よりはイーブンな感じ。
またピッチコンディションもセルビアよりは大分良く、日本のパスサッカーに向いたコンディションであるように見えました。
セルビア戦ではデヤン・スタンコビッチ引退試合のセレモニーもあり、試合に入りにくい雰囲気もあったと思いますが、今回はそういった要素もなし。
まず、条件的にはセルビア戦よりは好転しているように見えました。
 
またベラルーシのディフェンスのプレッシャーはセルビアよりは強くなく、攻撃にかかった時の個々の技術もセルビアよりはやはり1枚落ちる感じ。
相手のレベルもセルビアよち落ちる感じがありました。
 
しかし、結果は0-1で敗戦。
アウェーとは言え、相手はW杯予選を既に敗退し、モチベーションの維持が難しいチーム。
一方日本代表はこれから来年W杯に挑もうとするチームで、調整のためにも、メンバー個々の生き残りと言う意味でも、重要な一戦と位置付けての試合でのこの結果は、やはりマズいと言わざるを得ないのではないでしょうか。
W杯では間違いなくこのレベルより強いチームがグループに2チームは入るでしょう。
そのチームから勝ち点を奪えない限り、決勝トーナメント進出はあり得ません。
 
先発メンバーはセルビア戦と同じ。
現時点でベスト(とザッケローニ監督が考える)メンバーでした。
しかし、内容的にも前半立ち上がりこそ良かったものの、次第にボールもつながらなくなり、得点のにおいがしなくなっていった感じです。
後半途中からシステムを3-4-3に変更して勝負をかけましたが、コンフェデのメキシコ戦と同じく、システム変更直後に長友が故障。
そもそも3-4-3は長友、内田の両サイドバックの攻撃力をさらに生かすというのが主眼の一つなので、これは痛かったと思います。
それにしても、選手もシステム変更にいまいち対応しきれない感じで、コンビネーションの良さが出なくなった感じです。
ハーフナー・マイクを後半37分ごろに投入し、再びシステムを4-2-3-1に戻して勝負をかけましたが、大したチャンスも作れずタイムアップ。
消化不良と言うか・・・相手や試合内容から、セルビア戦以上に閉塞感が漂う敗戦でした。
 
守備面では相変わらずというか、カウンターを受けた時に若干あわてる感じはあったものの、相手のレベルもあってそれなりに対応できていたのではないかと思います。
失点シーンは確かに若干バイタルエリアへのプレッシャーが甘かったかもしれませんが、基本的には相手のシュートをほめるべきでしょう。
 
なお個人的には3-4-3というシステムは日本人の特性に合うと思っているので、今後も試してほしいとは思っています。
これについてはまた別の機会に触れます。
 
基本的に日本はベラルーシには(そしてほとんどのW杯出場レベルの国にも)フィジカル(体の強さ)では負けるので、運動量や敏捷性で優るしかないと思うのですが、前半途中まではともかく、後半は脚も止まった感じで必ずしも運動量でも上回れなかった印象です。
遠藤足首痛、本田左足不調、長谷部リーグ戦の疲労など、個々の選手のコンディションにも若干問題があったかもしれません。
そんな時こそ控え選手を、と思うのですが。。。
日本は攻守ともに「運動量」が大きなキーワードだと思うので、特に試合間隔が近いような場合は控え選手の先発起用や早めの交替で常にフレッシュな選手を起用することが必須だと思っています。
そういう意味ではやや手負い気味かつセルビア戦の疲れを引きずった先発メンバーを長く引きずって使ったのはやや残念ではありました。
 
来月はオランダ戦。
相手ホームに近いベルギーでW杯優勝レベルの国との対戦。
どうなることやら。。。
さすがにポゼッションは取れないと思うので、個人的には、この際W杯でグループで最も強い国と当たった際に勝ち点1を取りに行く場合と想定して、ここは1つ守備的に戦ってほしいと思います。
 
以下、各選手の採点です。
 
川島永嗣 5.0 失点は相手のシュートをほめるべきか。しかしフリーキックの処理など若干不安も。
吉田麻也 5.0 セルビア戦よりは安定。テクニックやスピードよりフィジカルで来る相手にはそれなりに強さを見せる。ただ後半若干危ない場面も。
今野泰幸 5.0 ほぼ安定も、左サイドバックへのポジションチェンジ後には良さを出せず。
森重真人 6.0 球際の強さ、1対1の対応、前線へのフォード、運動量など今のDF陣では一番良いと思える。コンビネーションも試合を追うごとに良化。今の吉田よりは森重の方が良いと思うのだが・・・オランダ戦では先発で使ってほしい。
長友佑都 5.5 悪くはなかったが、良さを出せず。後半途中で負傷交代。
酒井高徳 4.5 スピード、パス精度などどうしても長友、内田より1枚、2枚落ちる。今日も効果的な働きはできず。
内田篤人 5.5 悪くはなかったが、セルビア戦の方が動きが良いように感じた。
遠藤保仁 5.0 足首の状態がもう一つなのか、運動量が不十分。後半に決定的なパスミスもあり、今一つの出来。
長谷部誠 5.0 セルビア戦同様運動量が不足気味の印象。ボールコントロールのミスも多く、本調子ではないような感じ。
山口螢 5.5 ボール奪取力もあり、視野、パスセンスも細貝よりは上という印象。今日の出来なら長谷部よりは良いように感じた。
本田圭佑 4.5 相手にロシアリーグでプレーしている選手が多いこともあり、良く知っていると見えてマークがきつかった。「左足側さえ切れば」という感じでマークされ、本来のプレーができなかったこともあるだろうが、パスミス、ボールコントロールのミスも多く、存在感を出せなかった。今日の出来であれば清武の方が上。
岡崎慎司 5.5 攻守ともに豊富な運動量で奮闘していたと思うが、攻撃では決定的な仕事はできず。
香川真司 5.0 開始4分ごろのシュートなど、セルビア戦よりは積極性があり、またポジションチェンジなどで打開を図ろうとする姿勢は窺えた。しかしやはりいい時のキレがない印象で、決定的な仕事はできず。
柿谷曜一朗 4.0 この試合随一の決定機を外す。GKの股下を狙ったようだが・・・その他でもほとんど攻撃に絡めず、これでは辛い。ザッケローニ監督に前で張っているように言われているのだろうが、場合によっては中盤のビルドアップに加わるなど、臨機応変な対応も必要か。この出来では、再び他の選手を試されるだろう。
ハーフナー・マイク 5.5 出場時間も短かったが、得点のにおいがするプレーあるいはチャンスメイクはできず。もっともこれは他の選手が彼を活かすようなプレーをしていないことにもよるが・・・