大雨の中のダービーでしたが、いいレースになりました。
どの馬が逃げるのか注目されましたが、結局内枠のオールアズワンが行きました。
不良馬場にしても、やや遅いペースだったと思いますが、２年前にロジユニヴァースが勝った時とは違い、外差しの効く馬場でした。
もう少し前に行くのかなと思いましたが、池添騎手は馬を信じて後方から。
折り合いが心配されましたが、２４００ｍでも問題なく折り合っていました。
そして直線へ。
最初から外へ出しても良かったのではと思いましたが、池添騎手は皐月賞時と同じく馬群を捌きに行きました。
池添騎手も言っていましたが、普通の馬なら馬がひるんで終わってしまうところでしたが、全くひるむことなく人馬ともに自信を持って突っ込んで行きました。
ここで抜け打せたのが大きかったと思います。
また素晴らしかったのが一瞬で抜け出した瞬発力！
不良馬場で馬群を捌きながら上がり３Ｆ３４秒８は凄いです。
最後はウィンバリアシオンの猛追を受けましたが、相手が来るとまた伸びる感じでした。
そして１馬身半突き離して優勝。
２冠馬にふさわしい強さでした。
単勝３倍はやはりおいしいオッズでした。。。
２着にウィンバリアシオン。
こちらも後方から。
青葉賞の内容が強かったとはいえ、この馬場で、しかも内枠で楽ではないと思ったのですが、２着に突っ込んで来ました。
外差しのきく馬場だったとはいえ、上がり３Ｆは勝ち馬を上回る３４秒７．
３着に７馬身差をつけての２着は立派でした。
３歳になってから前走までやや足踏みしている感がありましたが、父譲りの追い込みで実を結んだ感じです。
血統的にこれ以上の距離延長はどうかという感じはありますが、２４００ｍまでなら実力的に世代Ｎｏ．２と認めるべきレース運びだったと思います。
３着に小生の本命ベルシャザール。
道中は内５番手から。
掛かることもなく、直線もスムーズに捌けましたが、上位２頭との脚勢があまりにも違いました。
しかし、一旦ナカヤマナイトあたりに完全に交わされながら、差し返したのは立派な勝負根性でした。
おかげで小生もなんとか抑えに勝っていた複勝で首をつなぎとめることができました。。。
勝ち馬とこの馬との３連複も何点か買っていましたが、ウィンバリアシオンとの組み合わせは買っていませんでした。。。
この馬のレースは出来たと思います。
４着にそのナカヤマナイト。
一旦は大外から先頭に立とうかという勢いでしたが、内から勝ち馬に抜けられ、最後には一旦は完全に前に出たベルシャザールに差し返される始末。
おそらく馬場が悪くグリップが効かなかったのでしょう。
この馬には２冠とも馬場が悪くなったのが仇になった感じで、不運でした。
秋にまた期待できると思います。
勝ち馬のやや前を追走していました。
直線は前の２頭にはアッサリ抜けられましたが、３着争いには加わっていました。
必ずしも重馬場が向く馬ではないと思うので、秋にまた期待できそうな感じです。
ショウナンパルフェが６着。
３番手に先行し、直線でうまく外に出せましたが、上位馬とは離され、やはり力の差を感じました。
馬場と展開はこの馬に向いたと思います。
２番人気のサダムパテックは７着。
勝ち馬にうまく抜けられた感じはありましたが、直線入り口ではもっと伸びそうな感じでした。
皐月賞では渋り気味の馬場でも伸びていたので、馬場より距離が応えたのではないかという気がします。
道中もやはい引っ掛かり気味でした。
やはい２０００ｍ前後がベストなのかなと思います。
８着はオールアズワン。
果敢に逃げに出ました。
今日の馬場を考えると悪くない戦法だったと思います。
勝負師藤田騎手らしい選択でした。
最後まで良く粘って８着。
ここのところ不振でしたが、ちょっと実力を見せたかなという競馬でした。
９着は連闘明けのトーセンレーヴ。
正直連闘でダービーの出走権を得ても実力、ローテーション両面で疑問でした。
血統的背景はあるだけに、大事に使って欲しかったと思います。
京都新聞杯ハナ差２着のユニバーサルバンクは１０着。
馬場なのか、距離なのか、思ったほど走れなかった感じです。
トーセンラーは１１着。
この馬、非常に柔らかい走りをするだけに、馬場悪化は明らかにマイナスでした。
春２冠は両方とも雨馬場で、不運でした。
秋にまた期待できる馬だと思います。
パンパンの馬場なら、もっと走れるはずです。
１２着にデットーり騎乗のデボネア。
ほとんど見所のない内容でした。
大トビなだけに馬場が合わなかった感じです。
モハメド殿下とデットーり騎手はおつかれさまでした、という感じですが、来てくれたことでダービーが盛り上がったことは事実です。
ありがとうございました。
ここまで来たら全馬行きましょう。
１３着にフェイトフルウォー。
前走より良くなっていましたし、重馬場も向きそうなのでちょっと期待していましたが、惨敗。
これが実力ということでしょうか。。。
１４着コティリオン。
いわゆる後方ままでした。
距離なのか、馬場なのか、不明ですが、ＮＨＫマイルで見せた内容は非常に良かったので、どちらかというと距離なのかなぁという気はします。
１５着はロッカヴェラーノ。
逃げ粘りを期待して単穴に推しましたが、出遅れて万事休す。
後方ままで終わりました。
実力的にどうかな、と思いましたが、さすがにここでは足りなかったということでしょう。
１６着にエイシンジャッカル。
見どころなしでした。距離でしょう。
マイルならまた見直せると思います。
１７着にノーザンリバー。
積極的な競馬でしたが、バッタリ。
距離でしょう。
りベルタスは競走中止。
理由は不明ですが、無事を祈ります。
あまりの不良馬場だったので、実力負けなのか馬場が悪かった影響なのか分からない馬続出でした。
何はともあれ、オルフェーヴルの強さが印象的なダービーでした。
