小生宅は停電を逃れました。
それにしても東京電力のお粗末さが目立った1日でした。
お粗末その1は上記の「無計画停電」。
実行部隊から広告部隊への伝達ミスだったのか、それともどの回線を止めたらどこの電気が止まるのか分かっていなかったのか・・・どちらにしてもお粗末な話です。
病院、消防所、電車、信号・・・通告なしに電気を切られたら、大混乱になることは想像に難くありません。
天災に加えて人災も重なって、被災された方は、なぜ我々が?と強く憤ったのではないでしょうか。
そしてお粗末その3が、福島第一原発、第2号炉の燃料棒が全て露出してしまった件。
その理由がなんと冷却水を入れるポンプの燃料が切れてしまったため、しばらく放置されていたためとのこと。
それこそ、日本の東側全部が人の住めない土地になってもおかしくなかったことでしょう。
原子炉に冷却水を送るポンプの燃料の重要度はマイカーの燃料とは違います。
誰か1人燃料の補給を忘れたとしても、それをカバーするためにもう1人、2人配置しておくべきなのですが、そのような体制になっていなかったようです。
・・・と書いているうちに再び燃料棒が全て露出したとのこと。
なにをやっているんだ!!!
しかも会見で何で第一の2号機の燃料棒露出の話が聞きたいってことが分かってないんだ!!!
危機管理能力も説明責任能力もゼロだな・・・この組織は。
原因は原子炉圧力容器の弁が何らかの理由で閉まってしまったため、とか。
しかも何でそうダウンスケールとか専門用語を使うわけ?
それで素人を巻こうとしてんの?
小生仕事柄いろいろな会社を見ていますが、大会社だからと言っていい会社だとは限らないのです。
組織が大きすぎて、社長とか取締役は現場のことをまるで知らない。というか知ろうとしない。従業員も下々の言うことは聞いてくれない・・・と思い何も言わない。
特にリスク管理等は一見コストばかり掛かって業績上昇に結びつかないので、上からも下からも話は出ない。
上役は「部下が何も言ってこないから大丈夫だろう」、部下は「上司が気にしていないということは大したことはないのだろう」とコミュニケーションロスが生じる。
それで、リスクが明るみに出て経営者は初めて重大なリスクが発生していることに気づくのですが、もう手遅れ。
・・・なんていう会社が結構あるのです。
特にお役所に近い超大企業にありがちです。
多分東京電力もそんな感じなのでしょう。
とにかくメルトダウンが起こらないことを願います。。。
今日もあんまり寝られないな。