(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

福島第一原発爆発事故

NHKが報じているように、福島第一原発で爆発事故が起きたようです。
(以下NHKのニュース引用)
福島県によりますと、福島第一原子力発電所の敷地の境界では放射線が観測され、その値は、1時間に1015マイクロシーベルトになったということです。この値は、一般の公衆が1年間に浴びる放射線の限度量を僅か1時間で受ける量に当たり、また国が法律に基づいて電力会社に緊急事態の通報を義務づけている基準の2倍ほどの放射線の強さだということです。』
 
上記にある通り、1時間に1,015マイクロシーベルト=1ミリシーベルトは、一般の公衆が1年間に浴びる放射線の限度量を僅か1時間で受ける量に当たり、日本の1日の許容量は0.3ミリシーベルトなので、その3日分が発生しているわけです。
従って現状でおそらく深刻な事態が発生しているわけで、政府も東電もそのあたりをもっと説明しなければならないはずなのに、「事実確認中」に終始して全く説明になっていない。
爆発から2時間たっているのにそんなに情報がないわけはない。
もし本当に情報がないなら、それは情報収集機能の重大な欠陥です。
最悪の事態として想定されるのは炉心溶融原子力爆発=放射能の拡散です。
 
確かに現状で測定されている数値が本当で、しかもそのレベルをキープしているのであれば半径10km以内避難でいいかのもしれません。
が、今後さらに状況が悪化する可能性がある以上、もう少し広い範囲で避難させた方がより安全と思われます。
 
ちなみに東電の怪我した方はいずれも軽傷と発表していますが、放射能による被ばくはすぐに症状が出ずに、しばらくたってから身体症状が出るので、今の症状だけで判断するのは早計でしょう。
 
政府がパニックにならないように報道しているのは全く分からないではないですが、これで住民が逃げ遅れて被ばくしたら・・・と考えるとやはり説明が足りないと思います。
しかも東電の原発に対する隠蔽体質は既に明らかになっている通りです。
小生は専門家ではないので確定的なことは言えませんが、現在原発周辺では南風が緩やかに吹いているようなので、原発の北側は、保守的に考えれば半径10kmより遠くの方も退避した方が良いのではないかと思われます。
 
少なくとも現状で、規模的にチェルノブイリと比較するのは早計ですが、可能性として、報道されているよりも深刻な状況になっていることもある、ということを我々は認識しておいた方が良いと思います。