(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

北九州記念レビュー

メリッサの勝利でした。
というか福永祐一騎手の勝利でした。
 
このレースで各馬の着順を左右する要因として、予想されたことではありますが、ハイペースだったことを抜きにしては語れません。
しかも、予想された以上の、G1スプリンターS級のハイペースでした。
スタートから600mまでのラップタイムが32.1秒。
逃げたケイティラブのペースは前走アイビスサマーダッシュより0.3秒遅いだけでした。
アイビスサマーDは開幕週の直線競馬で、このレースでは開幕から5週目で、コーナーのある状況であったことを考えると、相当に速いペースであったことが分かります。
 
そうすると、先行馬には相当にきつい流れとなり、逃げたケイティラブは13着、2番手のコウエイハートは15着、ほぼ総崩れでした。
 
それを考えると、1番人気のデグラーティアのゴール寸前まで粘っての5着は、むしろ良く走った方でしょう。
6着のショウナンカザンにも同じことが言えます。
 
メリッサはこの流れを中段やや後方の最内を追走し、直線は馬場の真ん中あたりに持ち出しました。
そこで空いた内の1頭分のスペースを見つけ、抜け出して勝利。
前走惨敗の敗因が不明なのでどうかなと思いましたが、改めて実力を見せました。
ユーイチ騎手は良く小倉で内から抜け出して勝利をさらっていますが、今日も好騎乗でした。
 
2着はスカイノダン。前走はデグラーティアの2着でしたが、前走の同斤量から、今回は1kgデグラーティアより軽い52kgでの出走となり、逆転の目は十分にありました。
メリッサとは違い、外枠なので終始馬群の外、外を回る格好になり、直線では外をマクリ加減に上がって行きました。
正攻法での競馬で勝ち切るかと思われましたが、メリッサには追いつきませんでした。これは枠順の差でしょう。
競馬としては、このレースで一番強い競馬をしています。
 
3着はサンダルフォン。典型的な追い込み馬ですが、今日は中段付近といつもより前目での競馬となりました。
直線外に出す際にややふくれて他馬を外にはじき、審議の対象となってしまいましたが、この馬はいい伸びを見せました。上位2頭とは負担斤量の差でしょう。
この馬も良く走っています。
 
4着は11番人気ストリートスタイル。
好スタートでしたがスッと下げ、後方待機で直線にかける競馬でした。
今日の超ハイペースはこの馬には追い風となり、最後4着に差し込みました。
 
その他では4番人気、久々のレディルージュは7着。
現状ではまだやや余裕残しだった分はあると思います。
ただ休み明けで休み前と馬体重が同じだったので、思ったほど成長がない感じはしました。
 
小生本命のダッシャーゴーゴーは11着。
やや出負けしましたが、勝ち馬と同じ程度だったので、そう問題はなかったと思います。
道中は中段の外を追走し、直線は大外に。
ここで、サンダルフォンに外にはじかれ、ややバランスを崩しました。
平坦小回りの短距離戦で、こういうロスは致命傷です。
それにしても追い上げ方が強引で、流れを考えればサンダルフォンの直後あたりでコーナーを回り、直線で外に出す競馬をした方が良かったとは思います。まあ、結果論ですが。
いずれにしろ、この競馬だけで見限るのは早計でしょう。
 
戦前に予想された通り、混戦でした。
先行してバテた馬は、次走見直しが必要でしょう。
逆に直線だけで上位に入選した馬は次走多少の割引が必要だと思います。