結果的にマイネルスターリーが圧勝。
好位で折り合い、直線もバテた前の馬をうまく捌き、直線では先頭に立ちました。
２着以降との差は広がる一方で、後続に３馬身半の差をつける圧勝。
展開が向いた、ホワイト騎手がうまく乗った、函館の芝が合ったなど好走要因はありましたが、やや速い流れを早めの仕掛けで勝ち切ったのですから、額面通り強い競馬だったと評価して良いと思います。
Ｇ１となると、これでもさすがに入着級でしょうが、５歳で充実期を迎えているので、もう１段成長すれば、Ｇ１でも足りる器だと思います。
２着は天皇賞以来の出走となったジャミール。
道中やや後方に位置取り、直線でも内から馬群を捌き、力は出せたと思います。
本来はもう少し長い距離で好走している馬なので、勝ち馬とは距離適性の差でしょう。
逆にこの距離でも好走できたのは収穫だったのではないでしょうか。
３着に２番手から、４角でテイエムプリキュアをかわして先頭に立ったドリームサンデー。
テイエムプリキュアを行かせての２番手でしたが、前とは大分開いていたので、逃げに近い形をとれ、スムーズに追走できていたと思います。
そうは言っても1000m通過が57秒台の競馬で２番手追走、そして直線も早めにマイネルスターリーに来られる形になったので苦しい競馬だったと思います。
それでも３着に粘ったのは地力以外の何物でもありません。
１戦級相手でも単騎逃げができれば、かなり粘れるでしょう。
４着にエアジパング。札幌で好走が多いので、滞在競馬、そしてやや時計のかかる洋芝が合うのでしょう。
道中はジャミールの半馬身ほど前を追走し、ジャミールをマークするような競馬でした。ジャミールが直線内を突かざるを得なかったのは、横典騎手の騎乗によるものだと思います。
直線も長くいい脚を使い、良く追い上げました。
本来この馬は長距離ランナーなので、2000mは明らかに距離不足と思ったのですが、健闘しました。
７歳ですが、天皇賞でも５着したように、長い距離では侮れない馬です。
５着に３番人気のフィールｄベアー。もう少し前に行くのかなと思いましたが、中段やや後方を追走し、直線も良く追い上げての５着。大外枠だったので、道中外、外を回らざるを得なかったのが少々痛かったと思います。
それを考えれば、良く走っています。評価を落とす必要はないでしょう。
６着はマンハッタンスカイ。持ち前の先行する競馬で、良く粘っています。今日は先行馬向きの流れではなかったことも影響したと思います。とはいえ、このメンバーではこれくらいの着順が妥当かな、とも思います。
但しひところのスランプからは脱した感じなので、すんなり先行えきる流れなら引き続き侮れない馬でしょう。
小生本命のシャドウゲイトは１０着。スタートで痛恨の出遅れ。
中山記念でも大出遅れしたように、ゲートの中で後ろ扉を蹴る癖があるようで、タイミング次第でこうなってしまうようです。そういう意味では、先入れの奇数枠はマイナスでした。
本来同枠の勝ち馬のいたあたりのポジションにいるはずが、道中は最後方からの競馬でした。
但しペースが速かったですし、大出遅れの中山記念でも直線内から６着に入っているので望みをつないで見ていました。
そして４コーナー。勝春よ、出遅れた上に、何故そんなに大外を回る。。。
内を突ければまだチャンスがあったと思うのですが、直線でも最後方からでは万事休す。
出走馬中最速の上がり３Ｆ３５秒ジャストと頑張りましたが、１０着でした。
以下は実績馬エイシンドーバーは１１着。2000mもやや長かったのでしょうが、６歳だけにさすがに往年の力が出せるようになるかどうかは？です。
昨年の勝ち馬サクラオリオンは１２着。休み明けでマイナス２０kgの馬体重はいただけません。
復調にはしばらく時間がかかりそうです。
ペースが速くなったことで、各馬底力を要求される流れになりました。
今日は上位人気馬で決まった通り、それぞれ力は出し切れたのではないでしょうか。
シャドウゲイト以外は。。。
