(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

アイビスサマーダッシュ レビュー・・・キーワードは”スペシャリスト”

勝ったのは8番人気ケイティラブ。
好スタートから徐々に進路を外寄りに取り、馬場のいいところを走らせることができました。
真ん中付近の枠では、おそらくこのように好スタートから徐々に進路を外に寄せて行くというのが勝ちパターンですが、それは外枠の馬から1馬身以上先行するダッシュ力がないとできないわけです。
今日の上位2頭はそのダッシュ力をフルに活用し、好走できたと言えます。
 
今回はあまり過去データを見ていなかったのですが、このケイティラブ、勝ち按は全て1000m(ダート含む)で、1200m以上では連対なしという、究極の1000mのスペシャリストでした。
特に昨年の新潟直線1000mの稲妻特別では最も不利な1枠1番で勝利しています。
これは開催も進み、内側が荒れている8月中旬の最内枠ですから、実力的にかなり抜けた存在でないと勝てないでしょう。
新潟直線1000mは特殊な条件だけに、ケイティラブの様なスペシャリストが台頭する可能性が高いようです。
現にカルストンライトオカノヤザクラが2回このレースを制しています。
小生としては前走ケイティラブを破っているテイエムカゲムシャが外枠にいたので、こちらを本命にしてしまいました。
 
2着のジェイケイセラヴィは新潟直線競馬の経験こそないものの、やはり勝ち按が1000m~1200mで、ダッシュ力がある馬でした。
またここまで比較的順調に昇級し、まだ底を見せていない馬でもありました。
1200mであればこちらの方が強いでしょうが、今日は新潟直線1000mが舞台で、勝ち馬とはコース経験、適性の差による2着でしょう。
 
大激戦の3着にマルブツイースター。ここのところあまり良いところがなく敗戦を重ねていましたが、デビュー当時を振り返ると、1000mで初勝利を挙げ、1200mの小倉2歳S勝ちなので、1000m~1200mのスペシャリストでした。
ここのところ使われていたのが1400m~1600mと自身の適正よりも長い距離を走っての惨敗だったようです。
開幕週とはいえ、内枠から伸びての3着は価値があります。
 
4着にアポロドルチェ、5着にシャウトライン。アポロドルチェは過去にこのレースで3着、2着しており、シャウトラインも新潟1000mで勝利があり、また昨年はこのレースで4番人気になった、新潟1000mのスペシャリストでした。
ちなみに、アポロドルチェは昨年このレース好走後は再び凡走を続けたので、今日の走りで人気が上がるようなら、「危険な人気馬」になりそうです。
 
以下では出遅れ気味に出たアスドゥクールが5着にハナ+ハナの差で7着。
1000mでの出遅れはかなり痛いロスですが、それを考えると良く走っています。
条件戦で1200m以下のレースでは力上位でしょう。
 
2番人気のカノヤザクラは10着。やはり牝馬で57kgの斤量は、こういう究極のスピード勝負では特に厳しかったと思います。ただ、6歳でそろそろ全盛期の力は発揮できなくなっているのでは・・・という懸念もあります。
 
4馬人気ショウナンカザンは休み明けで体調不十分なのでしょう。
小生の本命テイアムカゲムシャは15着惨敗。
ケイティラブに勝つほどならば、と思いましたが、この辺が実力?
う~ん。ここまで負ける馬ではないと思ったのですが、敗因は良く分かりません。
 
1番人気に推されたメリッサは何とシンガリ負け。
道中挟まれる場面がありましたが、抜け出す脚もなさそうでした。
それよりそのあとのギャロップがバラバラになって、ぎこちない走りをしていたのが気になります。
挟まれた時に外傷を負ったか、故障か・・・とにかくアクシデントによるもので、実力を発揮できなかった印象です。
 
小生は典型的な「タテ目」を食らってしまいました。
まあ、もともと自信がなかったので傷は浅いですが。
 
総括すると、今日は直線1000mのスペシャリストがスペシャリストらしい競馬をした、というのが正直な感想です。
従って、上位陣で次走推せるのはジェイケイセラヴィぐらいです。
後は今日内目の枠で凡走した、ウェスタンビーナス、シンボリグランは巻き返しがある可能性はあります。
あくまでも”可能性”ですが・・・