(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

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【受験直前対策】受験直前の勉強法

中学受験から大学受験まで、受験シーズンに突入しました。
いまさら何をしようがしょうがない・・・とあきらめている方もいらっしゃるかも知れません。

しかし、小生自身の受験及び塾講師、家庭教師をした経験から言うと、これからの過ごし方次第で、ある程度の巻き返しは可能です。
そこで受験直前期の過ごし方について小生なりに書いてみようと思います。

直前期で重要なのは、①何を勉強するか ②どれくらい勉強するか ③試験前の過ごし方、心構え
に分類できると思います。
一つずつ簡潔に説明します。

①何を勉強するか
 受験までの残り時間にもよりますが、受験までもう1週間~2週間という方の場合、数学や英文法といった体系的なものを学ぶほどの余裕はないと思います。
そこで、英単語、ことわざ・熟語、地理、歴史のような暗記モノを一気に詰め込むことで、ある程度のチャージが効きます。記憶は日々ある程度薄れて行くものなので、過去に学んだ内容でも次第に忘れて行きます。従って、むしろ短期間で一気に詰め込めば、もともとアドバンテージを持っていた人に追いつき、追い越せる可能性が十分にあります。
 受験までまだ1カ月以上余裕がある場合、ある程度体系的なものを1,2個理解する時間があります。
誰でも、ある教科は苦手だ、とか教科の中のこれが苦手だ、という部分を持っていると思います。その分野は捨てるという決断をして、出たらしょうがない、と割り切る方法もありますが、1カ月あればその苦手分野を普通程度にまで持って行くことは可能です。
受験では、特定の科目で抜きん出ることよりも、他の人ができている問題を落とさないことが重要です。
その意味で、1カ月で一気に苦手な部分のチャージをして、競走相手に”勝つ”、というよりも”負けない”態勢にしておくことが重要です。但し、あまり手を広げ過ぎてもすべてが中途半端になってしまうので、いくつかの分野にターゲットを絞って、その部分について時間資源を集中的に注ぐ必要があります。

②どのくらい勉強するか
 受験までもう1週間~2週間という方で、明らかに勉強量が足りていないという方には、1日12~15時間程度勉強することをお勧めします。(なお体の弱い方、また中学受験をする小学生にはお勧めしません)
そんなに毎日勉強し続けられるのか?と思われる方も多いとは思いますが、2週間程度までならそれくらい勉強しても、受験まで記憶は残りますし、やる気さえあれば続けられます。
この試験が自分の一生を左右するということ、自分は他人に比べて勉強量が足りていない、という危機感を持ち、それを自分が勉強するための力になるように仕向けることが大事です。
 受験までもう少し時間がある方は、毎日12時間以上勉強することはリスクを伴いますので、1日8時間~10時間程度の勉強量を維持することをお勧めします。

③試験前の過ごし方、心構え
試験当日の体調、疲れ具合などのコンディションの差で、点数が10%~20%程度、簡単に変動します。
従って、少なくとも試験前日。できれば2,3日前はいつもよりやや勉強時間を減らし、むしろ体調維持、特に疲れを残さないことが重要です。

そして試験に臨む際には、気持ちを強く持ち、「自分はあれだけ勉強したから大丈夫」「(言葉は悪いですが)試験会場にいる自分以外全員を殴り倒してでも合格するんだ」というくらいの心構えでいることが重要です。(もちろん、本当に殴り倒してはいけません)
一方であまり熱くなりすぎず、試験中は冷静さが必要です。
このように書くと矛盾している概念のように見えますが、「自信を持ち、懸命に問題を解き、かつ冷静に事を運ぶ」というのは不可能ではありません。
サッカー日本代表の岡田監督がワールドカップ・フランス大会で選手に言っていた、「冷静に、90分間、100%ファイトしろ」という言葉は至言です。
解きやすい、確実に解ける問題から解いて行きましょう。そのために、いきなり最初の問題から解きに掛るのではなく、一旦問題すべてをざっと見ておくことをお勧めします。難しい問題に手間取り、時間が足りなくて、あとで見たら解いていない最後の問題が簡単だった、というような最悪の事態は避けましょう。

そして、1つの試験が終わったら、それが好感触かどうかは忘れることが大事です。
どうしても試験ができなかった時はとかく落ち込みがちですが、試験終了後にどう考えようと点数は変わらないので、それについては忘れ去ることが重要です。
どうしても気になる、という方は、そのできなかったのは何がまずかったのかを冷静に分析し、解き直してみることをお勧めします。意外に次の日に同じ問題が出ることがありがちです。
努力のない悩みには、生産性はありません。

ざっとこんなところでしょうか。
もちろん色々な面で個人差がありますので、上記のうちこれは使えそうだな、という部分のみでも参考にしていただければと思います。
なお、試験の結果についての保証は致しかねます。

何よりも、受験生の皆様がベストのコンディションで試験に臨み、持てる力を存分に発揮できますよう、お祈りいたします。