今年も年の瀬、有馬記念。
ジャパンカップ上位組が回避して、古馬の方はややさみしい陣容となってしまいました。
しかし、その分馬券的な妙味は増したと言えます。
例年もそうですが、有馬記念は必ずしも実力通りの結果で決まってはいません。
それは、有馬記念が年末にある関係上、
①この秋何度も激しいレースして、疲労が蓄積されている馬がいる。
②古馬と3歳馬の力関係がまだはっきりしていない。
③中山競馬場の直線が短いため、人気薄の逃げ馬の逃げ粘りや、逆に先行争いが激しくなって差し馬が台頭する場合もある
という、レースを難しくさせるファクターを含んでいるからです。
それを踏まえて、以下の予想としました。
◎ドリームジャーニー
○ブエナビスタ
▲マツリダゴッホ
△フォゲッタブル
×ミヤビランベリ、マイネルキッツ、エアシェイディ、スリーロールス、イコピコ、セイウンワンダー
悩んだ末、本命はドリームジャーニー。
大阪杯、宝塚記念でディープスカイを負かし、距離的に守備範囲外と思われた天皇賞(春)でも3着。
この秋は休養明けのオールカマーでマツリダゴッホに敗れたが、マツリダは順調に使っており、またドリームジャーニーは休み明けの上にマツリダより1kg斤量の重い59kgの斤量で、特に小柄なドリームジャーニーには酷量でした。
むしろ、上がり馬のシンゲンに一度前に出られながら差し返した根性をほめるべきでしょう。
天皇賞(秋)は苦手の左回りで6着に敗れたが、その後有馬記念を目標に十分に乗りこまれ、絶好調である。逃げ馬が多い組み合わせなので、追い込み馬のこの馬も脚を余すことはないでしょう。
対抗は、当初本命にしようかと思っていたブエナビスタ。
能力的には、ここでも足りるはずです。
しかし、今週の調教の動きが今一つで、また前走より8kgの馬体減が気になります。
要するにやや体調不十分なのかな・・・という懸念があります。
古馬の1流の牡馬相手との手合わせは初めてでもあり、能力は認めつつ、相手筆頭の評価までとしました。
単穴は、中山の鬼マツリダゴッホ。
今年はオールカマーで◎ドリームジャーニーを完封しており、相変わらずの巧者ぶりを見せた。
しかしそれ以外のレースがすべて凡走の上、馬体重がやや重め残りなのではないかという懸念があり、単穴の評価まで。
複穴にフォゲッタブル。
当初は本命候補としていましたが、大外枠を引いてしまいました。基本的に中山2500mはスタート後すぐに3コーナーを迎えるために、外枠やや不利です。
能力、将来性は認めても、ここは4番手評価とします。
以下は抑えです。
ミヤビランベリ、スリーロールス、エアシェイディは実績の割に評価が低いので、是非勝っておきたいところです。