ここが引退レースとなるイスラボニータ本命です。
前走も直線入り口でぶつけられバランスを崩す不利もありましたし、そもそもやや重で荒れ気味の京都の馬場はこの馬にあまり向いていなかったと思います。
どうも不利が多く力を出し切れないレースが多い馬ですが、春先のマイラーズカップ勝ち、秋初戦の富士Sでも苦手の不良馬場で58kgを背負って2着、前走のマイルCSでも1番人気に推され5着したようにマイル戦線で常に上位争いをしてきた馬。
今回はGⅡながら他馬と同斤量になりますし、今週からBコースに替わって馬場の良い阪神の馬場も良く、この馬の力を出し切ればこの相手でも快勝できる実力を持った馬だと思います。
相手にレーヌミノル。
和田騎手の2度目騎乗で慣れが見込めますし、来年のマイル・スプリント路線の主力になり得る馬と思っているので、ここで大先輩のイスラボニータともいい勝負をしてほしいと思います。
3番手にサングレーザー。
スワンS勝ち、マイルCS3着と、この馬もこれからのマイル路線を背負って立ちそうな馬です。
もちろんここでも有力ですが、夏場からずっと使っている馬で上積みがどうか、ということで3番手としました。
次いで上がり馬モズアスコット。
未勝利から4連勝でついにオープン入り。
いずれもレースも好内容で、調教の動きも圧巻です。
ただ、いずれも勝ちタイムとしてはここに入るとさほど優秀ではなく、前走までの条件戦の相手より格段に相手が強くなるここでいきなり通用するかというと、ちょっと何とも言えないところです。
ここも通過するようなら大したものですが、今回は様子見の意味でこの評価に。
後は抑えですが、9歳でもまだまだ元気でボウマン騎手が魅力のエポワス、スプリンターズSではペースが遅く不発も毎年このレースで好走のダンスディレクター、調教からは調子が上がってきた感じのミスエルテ、前走抑える競馬で新味を見せた昨年の勝ち馬シュウジあたりです。