スターティングメンバーはほぼ予想通りですが、注目された１トップは大迫。
確かにボールポゼッションをしてパスをつなぐサッカーという意味では大迫のポストプレイの方がチームのスタイルに合っているので、こういう起用になったのでしょう。
おそらく後半相手のスピードが落ちてきたところで柿谷または大久保の起用と言うことになるのではないでしょうか。
ボランチは山口と長谷部。
最近の試合を見る限りボランチのファーストチョイスは山口。
そしてもう1人が誰になるのかが注目されましたが、長谷部。
CBは吉田と森重。
ここはコートジボワールの高さへの対応という意味と今野選手がやや不調ということでの判断でしょう。
前半の入りはお互いに初戦とあって慎重な入り。
いつものように前からプレッシングに行くというよりは、ある程度ブロックを作って、相手がハーフウェーを超えたらプレッシャーに行く、という感じ。
あとは高温多湿なので、いつもの形では90分持たない、という判断からかもしれません。
それなりに機能して、しっかり相手について決定的な形は作らせませんでしたが、そもそも守り切るプランで勝ってきたチームではないので、1点は覚悟しておいた方が良いかな、という印象は持ちました。
攻撃もいつもほどボールがつなげない印象。
これは雨でピッチコンディションが悪いのでいつものようなショートパスが止まってしまうこと、相手が結構ぴったりしつこく付いているのでキープしにくかったことが挙げられるのではないかと思います。
香川レベルでもボールコントロールに苦しんでいる感じがしたので、ピッチは見た目以上に悪そうです。
そして前半16分。
長友の左サイドからのパスから本田が右足でトラップし、左足を一閃。
ゴール左隅に突き刺しました。
前半少ないチャンスの中でしっかり決め切った印象で、コース、キックの強度ともに素晴らしく、本田らしいいいゴールでした。
相手マークもやや甘かった印象はありますが、アフリカ勢特有のボールには来るもののマークが甘くなりがちというディフェンスで、後半もこういったシーンがあるかもしれません。
ピッチコンディションの関係でショートパスを回すのがやや難しい感じではありますが、そうはいっても繋いで繋いで勝ってきたチームなので、後半に向けてはもっとボールを動かして、相手も動かして、プレーして欲しいと思います。そのためには遠藤の投入が必要かもしれません。
以下、各選手の前半を終えての採点です。
川島永嗣 ６．０ 強烈なシュートを前にこぼしたのはあるものの、ほぼ無難なセーブ。今日はフィードも正確。
内田篤人 ６．５ ここ数戦ではコンディションが良さそう。攻撃面では決定的なシュートもあり、守備面でも相手を自由にさせず、攻守に良い動き。
森重真人 ６．５ 1対1の対応もしっかりしており、期待通りの働き。フィードミスはあったが、こういうチャレンジは良いと思う。
山口蛍 ６．５ バランスを取って守備に効いている。ここまでの今日のディフェンスの立役者の一人。
長谷部誠 ６．０ 守備面では貢献。ただボールを持った時にちょっと前へのアイディアが乏しく、引っかかってしまう場面も。
本田圭佑 ７．０ 最近ではコンディションが良さそうな印象。ニアの狭いコースを正確に狙って決め切ったゴールはさすが。
岡崎慎司 ６．５ いつものように攻守に積極的に貢献。けがの影響はなさそうなのは何より。
